「がんばれ」と ススキが手をふる 秋マラソン

落ち葉めくり ダンゴムシさがす もみじの手

しゃぼんだまに 秋かぜのながれ 教えられ

どこからか シチューが香り いちばんぼし
塩水を沸騰させていくと

綺麗な塩の結晶があらわれるように

なだらかな腰のラインをしたたる

あたしのためのその汗を

沸騰させて沸騰させて

もっと沸騰させて

そうや ....
昨日青かったトマトの実が
今朝は真っ赤な食べごろで
それは甘くておいしくて
そんなとき心にうかぶ「ありがとう」
この「ありがとう」の中に
神様がいるのですよ
まっすぐと背筋をのばしている黄色い花が

明るくて前向きな君にそっくりだと気づいてから

ますます君を誇らしく

そしていとしく感じるのです
ひなはとうとう
自分が足をあげると
道路にはりついてる黒いかたちも
足をあげることに気づきました

ひなの世界にはまだ
「カゲ」という概念がないので
それは楽しい発見らしく
何度も足をあげて試してま ....
誰かが与えたいものが

誰かがほしいもので

誰もあぶれなければ
君の好きな色だと知ってから

白い紙をみずいろに塗っていくだけで

きみに近づけたようなよろこび
祝福したいのに

あの子を憎みたくないのに

おねがい夕焼け

そんな色をあたしに見せないで

血のような嫉妬の赤を

どうかあたしに見せないで
いつも誰かを笑わせている人気者のきみを

静かな水色のカプセルの中に

とじこめてしまいたいのです

そしてそのカプセルを

ごめんなさい

誰にも見られないように

てのひらのあいだ

そっと そ ....
彼のばあちゃんが作った大きな玉ねぎと

出荷できないからと知り合いから分けてもらった

真っ赤なトマト(何が悪くて出荷できないかまったく不明)と

うちの玄関先のプランターのバジル

全部のっけて朝 ....
ちいさいころ熱が出ると

お母さんはよく桃の缶詰を開けてくれた

白くてやわらかい桃はもちろん

スプーンで飲ませてくれる甘いシロップも

冷たくてとてもおいしかった


お母さ ....
君たちの孫が生きる頃の
地球や世界のことを考えると
恐怖で足がすくみます
今のままじゃいけないと
むじゃきな寝顔が訴えています
あの子をふりむかせるなんて
どうしたって不可能なんだから
いっそのことぼくを
短冊にしてください
あの子のねがいをかなえる
短冊にしてください
いっしょうけんめい
がんばりますから
おねがいします
 ....
あの人のことを言葉にする作業は

色とりどりのビーズの中から

綺麗な綺麗な水色をすくい出して

銀の糸に通していくようなかんじ
空をこんなきれいな青にしたのは

いったい何のチカラなの


ベニバナのあざやかな黄色

苔と杉の緑のコントラスト

清流の鮮烈な透明さ

鮎のうろこの輝き


うずまく私の耳のデザイン

桜貝みた ....
あなたのたましいはきっと水色

見たこともないほどきれいな水色

そばに行くと私のたましいまで洗われていく

そんなふうな水色
私なら 泡じゃなくて風がいい

いとしい愛しいあの髪を

そおっとなぜて消えていく

そんなふうな風がいい
前向きで
あかるくタフな
きみはタンポポ
ぼくの世界を
てらすタンポポ
かたいのか
やわらかいのか
知りたくて
触れたくて触れたくて
オレンジの髪


夢だって
わかっていたなら
その髪に
触れてみたのに
ああ触れてみたのに


くちびるも ....
あの人が

あたしを

ピンクに

染めていく

耳のうらまで

染めていく
太るから虫歯になるからと

チョコレートを食べ残す子供もいれば

チョコレートの味も存在も知らないで

一日中カカオを摘み続けている

子供の奴隷もいるんだ

命の重さは平等でも

環境は平等じゃな ....
カエルの傘を買ってもらった

二才半のひなちゃんは

雨も降ってないのに傘をさし

お部屋の中でも傘をさし

コンビニの中でもさしたがり

車の中でも傘をひろげて

とうとう母ちゃんにおこられちゃっ ....
例えば

地雷で盲目になった戦争孤児の少女の状況は

誰かがひざまづき心をこめて祈ったところで

何も変わらないでしょう

「では私に何ができるの?」

知りたいのです

 ....
いつだってきみは笑いながらやってきて
灰色だらけのわたしのココロの
いちばん奥の奥底にある
ひみつのスイッチにふれていく
いともかんたんにふれていく

そして世界はきれいなみずいろに
前だけを見てぐんぐん進む君が
いつふりかえってもいいように
母ちゃんはいつも笑って見守ってるよ
あなたとあたしの人生が

ごくごく自然に重なって

その地点に綺麗な花が咲けばいいのに

その花があなたの好きな水色ならいいのに
かみさまもしゆるされるなら
あの人のいのちを私に見せてください
そしてこの手でなでさせてください
ありがとうを言いながら
何度も何度もなでさせてください
  あなたのまえでわ あたしはうさぎ

  どんなちいさなひとことだって

  このミミにびんかんにひびいてしまうから

  きずついたり しあわせだったり

  おちこんだり ....
     はるのひなたのタンポポみたいに

     ぱっとわらったキミのもとには

     しあわせはこぶ きいろいチョウチョが

     ひらひらと ひらひらと

   ....
明るくまっすぐ楽しそうに咲いているタンポポが
きみにそっくりだったので
会いたく会いたくなりました
a/t(41)
タイトル カテゴリ Point 日付
あきのうた俳句008/11/4 15:52
今夜の結晶自由詩207/8/27 1:02
トマトと神様携帯写真+ ...207/8/19 1:33
黄色い花携帯写真+ ...007/8/18 12:44
カゲとひなちゃん携帯写真+ ...1107/8/2 0:03
世界平和携帯写真+ ...207/8/1 23:46
恋のみずいろ携帯写真+ ...407/7/21 20:40
赤い雲携帯写真+ ...207/7/16 16:33
水色のカプセル携帯写真+ ...207/7/12 0:31
土と水と太陽と携帯写真+ ...507/7/8 10:18
桃の缶詰自由詩1407/7/7 1:45
引き渡す未来携帯写真+ ...207/7/7 0:04
星に願いを携帯写真+ ...5+07/7/5 23:14
恋は水色携帯写真+ ...407/7/2 19:18
教えて携帯写真+ ...207/6/30 13:20
水色携帯写真+ ...107/6/28 17:55
人魚姫へ携帯写真+ ...307/6/28 17:29
タンポポ携帯写真+ ...207/6/25 1:18
オレンジの君短歌007/6/25 1:09
夜のいりぐち携帯写真+ ...307/6/19 23:15
チョコレート携帯写真+ ...607/6/16 7:15
傘とひなちゃん携帯写真+ ...1007/6/11 12:13
祈る携帯写真+ ...607/6/11 11:30
みずいろスイッチ携帯写真+ ...607/6/5 22:58
進めリュウタロー携帯写真+ ...1007/6/4 13:57
水色の花自由詩507/6/3 17:46
あいのうた携帯写真+ ...607/5/30 14:42
恋するうさぎちゃん自由詩407/5/30 0:18
しあわせのきいろいチョウチョ自由詩507/5/28 23:09
街角タンポポ携帯写真+ ...707/5/28 7:30

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