珈琲を挽く夢を見た
全てを失ってただ珈琲を挽く
小さな飛行機を欲しがる友人に
口を塞がれたのよ
道の上にただ座って
わたしは珈琲を挽く
珈琲を磨 ....
わたしの唇は真赤
よく哀しみで強く噛むから
あるいは憤って
あるいは、純粋なる愛を以て
だからキスはしないで
それは優しくされるためのものじゃない
わたしが陸で生きるための脚
そして言葉 ....
あなたに会えない日は
大人しく他のひとと会います
君は独りじゃないなんて
言われなくたって
わたしは全くひとりではありません
日々を縫うにはどうしたって
お ....
別れ時
君に送りし鉢植えを
君枯らす時
わたしも離ろう
ゲインが降っています。
お母さんの声も、野良猫の声も歪んで聞き取れない。
あなたの声は初めからありはしない。
ゲイン、ゲイン、もっと。
音なんて要らないんです。 ....
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