何の夢も見ずに
   目が覚めた

陽の昇る刹那の時間


汗ばむ肩を包む
ひんやりとした 空気 と
動けずに 息をのむ様な 静けさ

言い様の無い不安が 忍び寄る  感覚
 ....
会えないときは
わたしのこころは 止まっていて

あなたが 触れると
ネジをまいたよう に 動き出す

あなたが
わたしに触れるたびに
きつく きつく
ネジはまかれて


 ....
遠い過去がちらついて、たまにぼくがおかしくなる

だいじょうぶ
だいじょうぶ

もう、思い出すことも出来ないから

古い記憶に埋もれて

ふとしたことも思い出せないから



 ....
ことばは暖かくて、
いかりは凍えるほどで、
胸を刺すいたみは 焦げてしまいそうで、


溶けてしまいそうな なまえ
溶かされてしまいそうだ おまえ

手を握れたら、どんな温度だ ....
温かな毛布に包まれ
眠る仔猫を傍らに、
宵い酔い耽るや

満ち月夜




びろうどの褥に 身を投げ出して

意識は深い水の底…
桜の若木についた花はいまだに落ちること無く

強い風のなかで、桜色が揺れる

暖かな日差しはいつまでも穏やかで
何をするわけでもなく、壁にもたれて


ウトウト微睡みながら
 ....
リュウセイ(36)
タイトル カテゴリ Point 日付
薄闇霧華未詩・独白007/6/26 3:11
ぜんまい仕掛け自由詩1*07/6/24 23:36
まどろんで花の雨自由詩207/6/24 1:57
自由詩2*07/6/2 0:47
月齢14.82自由詩1*07/6/1 0:13
+初夏自由詩6*07/5/25 22:48

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