陽射しに刺されて目が回って
股間が痒くて泣きたくて
掻きむしってしまったなら
おばあちゃんの肩を叩いてる僕を見る

どういうことか分からなくても
おばあちゃんは、ああ、いい気持ちだねえ、て ....
風も雲もタバコの煙も全て過去にある

はるか後方で私の影にまとわりついている

確かめることはないけれど


過去の恋にときめくは片足立ちのフラミンゴ

檻の外から見ていると老人に肩 ....
どさくさに紛れ僕は苦く笑った
涙の流れる道筋はもう消えていた
空が震えてる、消えてはいない
僕の流れる道筋は
光によってハッキリとわかる
どこかにあること、だけが

愛が生まれた日、二人 ....
ありがとう
私の好きな いもけんぴ
覚えていてくれて
ありがとう

分かり合えないなんて
言わないよ
高知名産いもけんぴ
覚えていて
くれたよね

いつでも笑顔 ....
もうすぐ嫌いな気持ちがなくなる

くやしい くやしい くやしい
まっくらな枕元で

おばけが顔出し問いかける

お前は嘘だろう?

問いかける

子供は答える

違う、違うよ、嘘だよ、おばけなんかない、おばけなんか嘘さ、いないものだよ

お ....
麻と糸を紡いで

すべての人間を絞め殺したので

もう なにも すべて

わすれて いる

ている ことわ すれている

いない

ない

おかん おたより やめてよ

 ....
鳥が飛ぶ

波紋を投げかける

そしてそれは

僕らまで届くことのない 水たまりの中で

はねろ 羽 そして 雨よ降れ

地球を とめろ

そうして

息をもう一度吸い
 ....
あの人は

かわいそうな人を見つけては

どうだかわいそうだろう って詩を書いて

街にばらまいていた




だから自殺した
サヨナラのあの日は。
君の中で思い出となり。
僕の中で現実となっていった。
自転車でかけてこ、全てさえ連れてこ、
少しよそ見をして、君の笑顔見逃していたって、
噂好きの風がそっと教えてく ....
ひとり

ひとり

ひとみの上

見えないように 浮かんでる

ぼくのひとりは 大きく 重く

ぼくの足元浮かんでる

ぼくらは いつでも 雨の日も

地球のどこかで浮 ....
手で輪っか、手の輪っかで
望遠鏡を作って見ても、見えるものは悠然とした今日で
やってくるのは漠然とした今日だ

何十年未来の雲は、何処で生まれた雲だろう
僕と同じ日に生まれた雲は、いつ僕 ....
駅前に君を呼び出して
全速力で駆けつけた時には
もう好きなんて言葉は出なかった

僕らが 宇宙の話をしよう! と言い出す時は
きまって
全ての宇宙が出尽くしてしまった時だ

それなのに ....
たぶん

いつでも泣いてる僕よりも

いつでも笑ってるアイツの方がモテる

いつも泣かせてばっかの僕よりも

いつも笑わせられるアイツの方がモテる

今度

葬式にでも連れ ....
あいります。
程度、その刹那
あいります。
夢ならね、少しは躁
あいります。
違う
あいります。
ちょっと待って
あいります。
止まんないのね
あいります。
程度、その ....
あたまがぐにゃりしてる
前を行く、透明な詩人のせいだ
透明なせいで見えやしないじゃないか
くそう、頭がぐにゃぐにゃしてきた

なんだか癪なので
歩き方を真似してみる
こいつ透 ....
片目を瞑り、絵描きの筆を持ち
灯台と私との距離をはかる方法は
私には大切なもので、片目だけ瞼の裏を見る

そこにある虚像は
私の中にある真実だから
これをいっぱいにしたくて
絵を描き続け ....
飢えた犬は怖くない

パンは君にあげてもいいかな

いいのかな

見捨てても後腐れないかな


捨てられているのはどっちかしら


見下ろす態度で品定めして

ダンボール箱 ....
鈴の音は消えた
切なげに羊は去った
通り雨は相変わらずだ
私は肉を叩き続けた
気持ち悪い

昨日から傘は
玄関先で主人を待ち続けている
主人とは私だろうか
犬が噛みつく ....
いつもの風景画はときに色を変える
人知れず変わりゆくものを私は見てる
代わりゆく色達が、死んでゆく季節なら
枯れ葉を抱いてここで寝よう
あたたかくて、風邪をひいた

 見てよ
 もっと見 ....
かつて滅びた文明
メソポタミア文明
それが今私の中で蘇る

ホットケーキは石で焼いて
チョコレイトは石で溶かして
ミルクセーキは石で泡立て

「石ばっかりやな」

私とあなたでは意 ....
寂しければちょいと手を伸ばせばいいのに
、足りない。

通りすがりの人に癒されるのだって、
そんなにぶしつけなもんでもなさそうなのに。

楽しいフリをしていると食われるので、
顔に爪で跡 ....
佐々井(22)
タイトル カテゴリ Point 日付
股間を掻いたらおばあちゃん自由詩220/8/11 1:31
解離自由詩113/4/8 0:11
未詩・独白105/8/15 3:10
遠いおみやげ自由詩205/5/12 2:33
忘れ形見短歌305/2/6 5:21
ねないのだれだ未詩・独白305/1/22 5:59
しらないまのわたし自由詩004/11/5 16:04
とばり未詩・独白104/10/25 22:27
ふざ自由詩304/10/21 14:36
断片自由詩004/10/20 3:52
 ○ 〜自由詩304/7/21 3:42
まっしろな 雲の下未詩・独白204/7/8 3:23
不思議なこと自由詩904/7/6 12:53
寿司自由詩204/7/6 3:07
刹那自由詩204/3/15 11:17
透明詩人[group]自由詩103/12/6 17:06
瞼の裏自由詩403/12/4 2:28
イルイラナイ自由詩003/12/3 3:33
私の素敵な一軒家自由詩103/11/30 5:01
冬の近く自由詩003/11/26 17:55
メソポタミア自由詩703/11/21 2:57
だれかあ自由詩203/11/20 3:25

Home
0.32sec.