冷たい温度で滑り込む。pianoの音で涙する。
這う指の、意味を形を、記憶する。

言葉鳴り、零れ落ちれば、悲しい哀しい、凍る瞬間。

泣く事と、自傷だけで、生き抜ける?
恍惚に身を任せれ ....
「あ、あ あ   あ  ー…」
出た声は、か細くて、連想するのならば月光。
きっと肌は青白くて、本人は気にしながらもそんな自分を美しいと感じているのだろう。
しかし彼女が泣く意味は何だろう ....
海は黒かった。
私が港から見るとそれは海、というより、ただ誰かの巨大な血液の湖にいるような感覚を催した。
異様に粘り気があった。
それらがどろーり、どろーりと、ゆっくり呼吸するようだ。
腹の上 ....
電気が消えた中庭
ライトを運ぶシルエット
刷毛を握ってベニヤに汚い絵を殴り書き


f..f.f...flower!


花の絵を描く
勢いは乱雑


f..f.f...flo ....
彫刻を愛でれば
白い大理石がとろけそうだ

柔らかな肉のひとつひとつ
今にも流れるように動き出しそうで
私は思わず息を止める

布地の擦れる音がする
静かな瞬きが繰り広げられ
その度 ....
皆川朱鷺(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
恋慕小説短歌207/12/14 13:50
臨界に富む未詩・独白1*07/11/9 21:49
私は鯨の骨になる。未詩・独白1*07/10/8 22:27
f..f.f...flower!自由詩2*07/10/5 23:09
水滴。自由詩3*07/10/4 22:31

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