知ることは幸福でないと想っていた若き頃
持つこともさほど意味がないこととわかっていた
人に命ずるより
動かされるほうが楽しいとも

宮殿に住むよりも
羊飼いのほうが楽しい
愛すべき住む場 ....
すべての熱は
光を発するのです
機縁によって
エネルギーが生まれて

この宇宙の一切は
因果との絡み合いで
あらゆる生命は
愛により誕生します

万物をつかさどる哲理も
愛から生 ....
大鷲はじっと期の枝からその眼光を光らせていた
鋭い爪で巨漢の体躯をささえながら
地上に広がるなにものも彼の眼からは見通せた
大いなる羽は彼の冠のごとく
あらゆるものから彼を際立たせていた

 ....
唇に唇を重ね
あなたの甘い血潮を感じていたい

目を閉じて
あなたの髪の香を嗅いでいたい

胸と胸とを合わせ
あなたの鼓動を聞きたい

抱きしめて
あなたを我がものにしたい

 ....
光照らすところ
すべての生に幸せがありますように

過てる者にも
愚かな者にも
戦う者にも
絶望の者にも
病の者にも
慈悲の光が照らしますように

土の闇の中にも
深海に生きる生 ....
水素と炭素と
マグネシウムや
カルシウムが集まった
この体という集合体

元素記号が絡まって
生まれては消える細胞の中
生き残ろうとする意思が
成長と知恵を生んだ

命長らえ
楽 ....
草も木も、昆虫もばい菌も、
そして私自身も、この大宇宙の中で、
生きたいと思い、楽を求める。

万人の人間たちが、
協調し、争いながら、
不幸と幸福を味わい、所有物を増やそうとしている。
 ....
役所勤めの毎日
わずかながら東京という
街のあり方に関わる仕事の中
この街の繁栄は日々まぶしい

街の風は今日も温かく
住む者を養ってくれる
金融や株式だとか
汗まみれの労働や
東京 ....
夜空を見たら
牛車が空を飛んでいた
月に吸い込まれるよう
かぐや姫が帰るのだろう

生まれたことはきっと幸福で
この地球もきっと美しい
そこに苦しみがあったとしても

街並みの家を見 ....
いつの間にか
私たちは忘れてしまった
追いかけっこに
夢中になっていて
周りを見れば
誰もいなかった
ただひたすらに
走っていたから

疲れ果てて
たくさんの時間が過ぎた
数の計 ....
冷たくも汗ばむ君の手を握り肩までおろした黒髪をかぐ

君生まる海の向こうの北国の暖炉の家の生活想う

二人して君の故郷を訪れて君のすべてを感じてみたい
いまじん(11)
タイトル カテゴリ Point 日付
小さな地で自由詩208/3/1 22:30
光の生まれるとき自由詩008/2/29 1:13
大鷲自由詩008/1/6 22:36
抱擁自由詩107/12/11 0:38
光あるうちに自由詩007/12/6 22:45
元素記号の奇跡自由詩007/10/24 23:00
生命への畏敬自由詩107/10/18 23:45
役所勤め自由詩107/10/15 19:35
生老病死自由詩3*07/10/14 17:03
ただ走って自由詩7*07/10/12 20:34
ホンキー・トンク・ウィメン短歌007/10/11 10:27

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