ぼくは君に愛を

 誓うよ

 永遠よりも

 深く甘い愛を


 心から君を愛している

 真実の心を

 君に届けたい


 君はそっと微笑んで

 ぼく ....
 私が神さまに

 感謝するとしたなら

 それは貴女に出逢えたこと


 貴女を知る前の私は

 ちっぽけな存在

 貴女はまるで太陽

 私をいつまでも照らしてくれる ....
 黄色い薔薇は

 不幸せの色

 幸薄く虚ろげで

 儚い


 白い薔薇は

 悲しみの色

 思いが深すぎて色さえも

 染まらない


 赤い薔薇は
 ....
 赤いおべべを着た赤児はどこにおる

 わたしのかわいい乳呑み児は

 寒かろうと夜な夜な編んだ赤いおべべを着せた

 わたしのかわいい乳呑み児よ


 冬の山の嵐に耐え切れず
 ....
 月に想いを寄せる

 少女の涙は

 悲しみの理由


 夜風の優しさに心が痛む


 昔子守唄代わりに聞いた

 夜伽噺を懐かしみながら


 この世を憂う切なさ ....
 この国にゃ神はおらんでよ

 旅に出とる

 神渡しじゃ

 神渡しじゃ


 どこの国の神もおらんでよ

 この月はどこもかしこも

 からっぽさ

 みんな勇ん ....
 あなたはわたしを

 ひなぎくのようだという

 なぜだろう

 わたしはそんなに
 
 無邪気だろうか


 人はわたしを

 ひなぎくのようだという

 どうし ....
 私はマリオネット

 自由のないマリオネット

 細い  細い

 糸に繋がれて

 ご主人様の言いなりに

 人々を笑わすために

 創り出された幻の命


 心 ....
 私のお気に入りの

 青い目の人形は

 夜も眠らない


 私の枕元にそっと佇み

 赤い唇を僅かに上げて

 見つめている


 暗闇に映える青い目

 夜の ....
 「自由」という二字を

 手で描いてごらん


 自由とは一体誰のもの

 自由とは一体どういう意味


 誰にも縛られない心

 束縛しないで

 束縛しないで
 ....
 その無惨な姿を

 私はどうしても許せないのだ


 その汚らわしい心

 その無感情の冷たさ

 その偽りの思いやり


 どれも不純で不誠実で


 ユルセナイ ....
 琴の音色は清くて儚い

 わたしの心に響いてくるその音は

 かなしみの音に似ている

 いたみはどうして伝わるのか

 せつなさはどうして生ずるのか


 さびしさの中に ....
 井戸の中を覗いてごらん

 おまえには何が見えるかい


 今までの驕りの罪

 人を騙した罪

 父母を敬わなかった罪


 さあ

 覗いてごらん

 おそら ....
 生き  生き  生きて

 嬉しさを感じる人は

 良い人


 生き  生き  生きて

 感謝する人は

 善い人


 生き  生き  生きて

 懺悔する ....
 詩(うた)を失った少年は窓のない部屋の中

 暖かさのない石の牢獄

 朝になろうとも夜になろうとも

 刻(とき)の止まった空間では何も存在しない


 クレイジーな気分だ
 ....
 私は向日葵になりたかった

 朝顔になりたかった


 太陽から愛され

 少女から口づけされる

 美しい花になりたかった


 私の周りには雑草だらけ

 小さい ....
 この世に未練を

 残した人間(ひと)が

 眠る墓には

 鬼火が出るという


 男にすてられた女

 母にすてられた幼児(おさなご)

 息子に殺された父

 ....
 銀色に光る浜辺で

 ゆっくりと本を読む

 輝く月が闇に精彩を加え

 海がその姿を優しく映し出す


 幽かな水音に揺れる心

 見上げれば星座の海

 遥か昔の英 ....
 夜に泣く


 貴方を知った

 その日から

 逢えるその時を

 夢に見て


 遠い地で

 私はひとり

 貴方を想う


 愛を語り合っている
 ....
 つつせし我が心の

 暗黒よ

 天に届かぬ

 悲惨な運命(さだめ)は

 もはや断末魔の叫び


 我の意志は堅く

 されど約(つづま)るように

 固まって ....
 腹を空かせた

 幼い獣のように

 どことなくか細く

 切なく弱々しく

 響くその音は


 夜な夜な

 私の寝所まで

 聞こえてくる


 ぎゅっ ....
 翼を下さい

 大きく羽ばたける翼を


 私は翔びたい

 この遥かな大空を

 今こそ

 何にも捉われず

 総てを捨てて


 私は何もいらない

  ....
 ここに歩き疲れた兵士が独り

 ただ前を見て歩いてきたけれど

 突然前が見えなくなった

 暗い闇に引きずりこまれて

 ふと気付くと

 ただの独りぼっち

 友人も ....
 私の綺麗な白いぼうし

 風に吹かれてどこまでも

 コロコロ  フワフワ舞っていく

 どこへいってしまうの?

 この手にギュッと掴んでいた筈なのに

 いつの間にか私の ....
 実の母なのに

 「おかあさん」と呼べず

 腹の底から憎み

 その存在自体を

 抹消してきました


 現在(いま)、独りになって

 孤独の中に立ち

 私 ....
 桜の木の下には何が埋まっている?

 女の死体?

 いや違う

 あんなかわいらしい桜の木の下には

 女の死体なぞあるものか

 何もあるものか

 仄かな薄ピンクの ....
 苦しい時  辛い時  もやもやした時

 大きな声で笑え

 声高らかに大きく笑え


 笑ったとて何も変わりはしない

 しかし大声で笑うのだ

 大人たちに笑われても
 ....
 私は知っている

 優しさの裏には

 裏切りがあることを


 如来の微笑みでもって

 女は人を騙すのだ


 この世に本当の

 善の魂など

 ありはしな ....
 最近ドキドキすることってある?

 あの頃の私はトキめいていたのに

 いつの間にか

 忘れてしまった

 そんな気持ち


 あなたを見ていると

 そんな私が悲し ....
 決して目立たず

 ただひっそりと

 咲いている小さな花


 小さい  小さい存在だから

 あまり気付いてもらえない


 だけど私は知っている

 貴女が本当 ....
星月冬灯(83)
タイトル カテゴリ Point 日付
とけいそうの丘自由詩308/9/5 9:22
太陽自由詩108/9/5 9:21
薔薇自由詩508/9/5 9:20
夜叉自由詩208/9/4 9:01
夜風自由詩108/9/4 9:00
神渡し自由詩108/9/4 8:59
ひなぎく自由詩208/9/3 8:58
マリオネット自由詩208/9/3 8:57
人形自由詩108/9/3 8:56
自由自由詩108/9/2 8:05
怒り自由詩208/9/2 8:04
琴の音(ね)自由詩108/9/2 8:03
井戸の中自由詩108/9/1 8:01
人間自由詩108/9/1 7:59
牢獄自由詩108/9/1 7:59
雪見草自由詩108/8/30 15:08
鬼火自由詩208/8/30 15:08
銀の砂浜自由詩108/8/30 15:06
マリーゴールド自由詩708/8/29 12:58
暗情(あんじょう)自由詩008/8/29 12:57
虎落笛(もがりぶえ)自由詩108/8/29 12:56
自由詩208/8/28 10:06
兵士自由詩208/8/28 10:05
ぼうし自由詩208/8/28 10:04
色も無い自由詩308/8/27 9:16
薔薇の花の下自由詩008/8/27 9:14
笑え!自由詩008/8/27 9:13
優しさの裏自由詩108/8/25 16:40
夢に向かって自由詩108/8/25 16:39
すみれのうた自由詩108/8/25 16:38

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