「キャンドルナイト」
肩から力を抜くのが良いんだね。
見よう見ようとすると、
見えなくなるものがある。
深呼吸を五、六回して、
目を閉じて、
静かに瞼の奥を眺めてい ....
即興詩 「詩人の時代がやってきた」
ぼくはいつも感じている。
21世紀は詩の世紀だと、
そして今は詩人の時代だと。
詩人を必要としている時代なんだと。
21世紀がこころ ....
即興詩 「僕はいま出航する」
僕はいま、
高々と碧い空に帆を揚げて、出航する。
わが大海原は何処までも青く洋々として
日輪は常に金色の光を放ち、
天より沙羅双樹や優 ....
「その道の天才になる! ソネット組曲」
こどもたちの可能性を開くには
どうしたらいいだろうか
あのピチピチした若鮎みたいなこどもたちの
個性を開くにはどうしたらいいだろうか ....
「言葉が生まれる場所 魂の行方」
おおきく羽根をひろげて色を放射する孔雀のように
深い色合いで水をたたえている湖に
天上からこぼれおちるやわらかい ....
短歌 「わが友に贈る歌」
ペガサスの
飛ぶがごとくに便りあり
ミッドナイトの花の香のせて
麗しき君は十九歳(じゅうく)の
薔薇の花
昇る朝日にその身かがやく
....
ゼフィルス讃歌
二月のすこし澱んだ灰色の空に 雪が舞う
掌にそっと受けてみれば
それは はかなく消えてしまいそうなゼフィルス
この道をあまたの白い蝶が翔んでいく
さっきま ....
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