まさにピラミッド内でさ迷った野蛮な呼気について理性は考えていた、早くも、考えていたが、考えていたら、松明の火に脅え始め、距離をとりつつ、のけぞりつつ、少しずつだが、埃っぽく、今年のバネの出来は不甲斐な .... 物心がついたのはいつだったろう。幼稚園や小学校の記憶は心の泥土のずっと深いところに沈殿したままだ。記憶なんてものは実に不思議なもので、時間がたつほどに鮮明に思い出せたりもする。それは、人や出来事や物な .... タイ締め横目に謳い人が口笛。
知で知あらうおかしなやつら。
かっこうつけのよろこびにかっこうつけがかなしみ。
悩むなら悩んだ分動け、むち。
弱きが苦しめ、強きは空しめ。
抽象的のま ....
ピロン・チューブ。つるつるピンク。つるつるピンク。
ピロン・チューブ。つるつるみどり。つるつるみどり。
真ん中を走るジップアップとそれとファスナー。
ぢゃりぢゃり喉仏が―尿意から―感じ易い ....
たまたま握ってみたら案外素直にいけた。甲のカアディガンもやわらかだった。よくは覚えていないけど、浅草寺じゃなくて九十九里に行こうと思った。軽井沢旅行の約束もした。多分お互い嬉しかった。言うとパンと頷い .... 研ぎ澄まされた3000万の多数決の犠牲者は平和の盾に打ち崩れ遥かな王朝に嘆きを乞う原子以来の文明に突如打ち建てられた協会よりの死者はどうして白衣を纏い青醒む芸術家はこぞって好みの色を求め糾弾し続け晴れ .... 弦を叩いた 反芻に
旋律はとてもうつくしい応え
わたしも毎日 傍聴する

雨の日は くるまの音 のわだかまり

ボタンを押してくださいと
思い出される空気の底に すこし

 ....
生まれながらにわたしの友達のからだにはウジがわいています。わたしは可哀相に思って、濡れタオルをつかって皮がはがれないように丁寧に包帯を替えてあげました。うう、うう、と言って、わたしの太腿の上で背中をう .... 凄惨極まる現場だった。ともから電話を受けて向かったときには既に門の辺りを警察や教師が占拠していた。周りを囲む人垣の年齢層は様々で、中には久々に見る顔もあった。二車線の道路の信号が赤から青に変わると、地 .... はじめに、人間について悩む友人がいて、私は彼と話すときにはよく話せていると感じられる
なんら媒体もなくオンオフし合う電線の内の先の々にある原子力発電所へ行き交う
隙間を愛する官能さに私はいつも ....
イラン人は私と彼の間にクリスタルを置いて、私に瞳を結びつけてきた。
どうやら私に未来を見せたがっているようだ。
彼は私を脇目に自慢気に綺麗な砂時計を返した。
彼の髭は逞しく顎に張り付いてい ....
いない日はヒズチョイスの日だった。
そこは寧ろ六千円の日でもあった。
カキフライのソースは二つはないと見当を付けた末に御馳走さまをしてしまったときのそれと焼き肉のそれは似ているという愛が産まれ ....
ことりが笑う
種子を蔓延る
近しき性器の肉腫がおりました

潰れるような
打ちつけるような
首を立て
マンホールに跨る女がしゅくしゅくと
おえつを
脱腸のように
 ....
不健康のエキスポランド北九州
不安定な床のホールでスツール
瞳の檻で飼われ合うアベック
不謹慎な服装で
物静かにカフェインを煽っておられる
神様に乗った
肌よりは粘膜で
不 ....
四肢の死である。 果物カジュアル目の前塞ぎ、ぬかるむ頬に指を立て、打つ蝉吠える眠民ついばみ、倫理陰気に皹び割れて、コンセントから一昼夜、つかぬこと聞くが何処の、羽馬の、白の、砂か、凸、磁石、凹、毛、不可思議ならばふかす .... 飛び交うハチドリに蜜をあげよう
モンシロチョウに毛布かけ
アデュー大河
断崖を裂き続けた一輪を鳥籠にうつして
河辺に花の畑を

水面に虎が鮭をくわえるゆらめき飛込
みずしぶき ....
ぼくは人は嫌いだよ
だけど君達のことは愛してるんだ
ぼくは人が恐いんだ
だけど君達だけはたいせつだよ

だから忘れないでね
だから忘れないでね

嫌いな人はもういない
 ....
尾が溶けて天を足したカーバンクルはぐぬぐぬと丸まりました。水面をクッションにして、ヒカリ達を底へと散らばせました。同じ月を観る宇宙人の故郷は地球だといいます。そうか、私もだ、とカーバンクルは嬉しくて頷 .... 曇った二時過ぎの桁下二・五メートルと、ダックスフントを探してる電柱の辺りで思い切り転んで、夏になる前、厚着をしてるホームレスから目を反らしてふくらはぎを撫でた。傘、忘れてる。高架下を薄く照らした携帯電 .... 勢いよく地面から跳び上がり、行儀良く合わせた両足で押し倒したのである。我が地位を脅かす敵の甘物屋主人は己が後頭部にて総本山の暖簾押しをふんわり成し遂げ、婆の着物直下、特異な内部へ侵入し、優しき婆立ち尽 .... 選別が終わったらさ

選べなかった話をしよう

順調に進められてくコマを無視して

だれもかれもが

4コマ使って足らなかったら

ページいっぱい広げてもいい

主 ....
…って覚えてる?って聞いたらさ、すみません…覚えてませんって。
なんかさあ、シュラバ知らないままさ、おやじになったんじゃないの。
状況割り切れてないんだよね、知らないけど。
つまりはさ、掛 ....
はずされてるのかはずしてるのか。
何が面白いかって、わたし達の前に放射状に隊列を組みしきることだ。
何も面白くなかった、社会の時間。
おまえらさんの無脳。
アウストラロピテクス
(あいつ)は
いつまで
はまって
くれるの
みっともなき
大半の
ていたらく
むにひとしくも
もんぜん払いの濃度を感じる
プレシャスフュー ....
サンダルをつっかけて、あの頃、未だ話し始めたばかりの娘と青果屋へ行った日のことを覚えている。夏へかかる日射しを煙たがるでもなく遮るため、麦わらをかぶせたさまた屋のさまたさんは、その日も日課通り、田舎ら .... 信ずは
決して疑わぬ
疑ふは
決して良く見ぬ
信ずは
決して疑わぬ
疑ふは
決して良く見ぬ

―典拠“家庭で役立つ9つの皿洗い”


SUCK☆LUCK★DUCK☆LUCK★S ....
鈴虫に嫌われた
鈴虫に嫌われた
深夜起きられん露
西高東低
蛍光灯羽織り二代目
またたびのネグリジェ
大根抜く
大根抜く
返さんでいいから舐めさして
イチョウが凍み ....
ふとしたときに霞める奴の殺気は冷えたそれではなく、それはとても蒸し暑く、私のちょうど下唇から喉仏までの皮膚を後ろへとなじるようにして過ぎ去った
雨の上がった暗い路面にまるで絵の具のにじんだように乗せ ....
それは脂っこい
それは入れすぎた砂糖醤油のようだ
その中には生クリームがたっぷりと
うなぎパイと同じ仕組みで粉末でいて
スポンジの色がほんの少し変わっている
物好きな外国人にも好評 ....
詩集ただよう(75)
タイトル カテゴリ Point 日付
神楽火法典自由詩008/9/9 1:19
The Muddy marines散文(批評 ...108/9/8 2:23
日本橋労働者懐旧自由詩108/9/7 14:11
異存宙舞う自由詩008/9/6 18:32
めぞれクラウチカ自由詩008/9/6 3:14
A BARREL HAUS自由詩008/9/5 4:17
夜通し蛍でありました自由詩208/9/4 9:18
残念な気持ちにウジが湧く自由詩208/9/4 7:44
切れる代官山の愉快犯自由詩1+08/9/2 19:44
私の黄身のモーニング自由詩008/9/2 17:20
占いに消えるサラリー自由詩008/8/31 3:46
COLD TURKEY自由詩008/8/31 3:35
「ハンセンのカルテ」自由詩108/8/30 2:13
無様自由詩008/8/30 2:06
【詩とは何か祭り参加作品】散文(批評 ...008/8/29 3:57
スイッチ自由詩008/8/29 1:57
パイナップルペッパー和え豆腐とかわゆい刺激自由詩008/8/29 0:52
願いの叶わなかった戦争少年自由詩008/8/28 1:22
秘蜜自由詩108/8/27 7:19
色鮮やかなパンジー自由詩008/8/27 7:17
ブロッコリーをなげつけろ自由詩1+08/8/26 3:39
週刊センベツコミック自由詩008/8/26 2:12
その後自由詩108/8/24 17:31
無濃薬自由詩008/8/24 15:46
畑がないまちへようこそ自由詩108/8/24 15:44
西瓜へ架る虹の潮自由詩108/8/23 3:37
TWINKLE自由詩108/8/23 0:54
群がる自由詩208/8/22 15:42
ソリ自由詩108/8/21 15:34
囲む鰻のショートケーキ自由詩108/8/21 2:49

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