こんもりと募る想いに熱湯をぶっかけて今ガツガツ食らう

計算をできないんだからもうやめて誰も何も言わないで頂戴

寒空にロマンスなんてちっともなくて食欲だけは胸にいっぱい

あたたかい ....
排水の中ではみんなぬれてぐちゃっキレイなものもぬるっと汚い

「ろくでなし」自分に対して言えるから聞こえるピアノはじわりと宙浮く

水滴はカメラを抜けて光帯びダイヤモンドより美しくって
 ....
半分のオレンジ2つをショーケース入れてジュースになるようになる

ごめんなさい自尊心を傷つけて頬よせてみる自分の近づく

指先の冷たさ布団に染み入らず心みたいにただ溶け残る

真夜中は ....
憧れをひきよせる耳今日もまた夜のしじまにツンとしている

夜歩くてくてくとっこどこまでもてくてくどっこん行ける気のする

電車では夢中になった本だってベッドの上でちょこんと眠る

身をゆだ ....
のろま夜(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
紙のふぶき短歌209/3/3 13:34
動き出す夜短歌109/2/12 20:25
指から指へ短歌009/1/25 22:33
なかやすみ短歌308/12/30 0:53

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