ぼんやり見つめる
視線の先に映るは
言語化されぬ意識の源
失われゆく無邪気への洞察
感性は伸びゆく葉先に
微笑みは野に咲く魂に
作品…少なくとも自らは、そう呼びたい物を世に問うならば、絶対に避けなければならないものが、一つだけある。
『作為』
わざとらしさ。
自意識が作り出す醜さ。
肥大した自我。
芸術と自己 ....
幾千の誠を証し伝ふもの一輪一人の大和魂
お父さんと、お母さんは仲良し。
それは子供にとって、かけがえのないもの。
大切な心の宝石。
ただそれだけで、しあわせ。
みんな、しあわせ…
よろこびもかなしみも分けあっていたのに、
ど ....
さくら さくら
遠い さくら
僕の心
どこに消えた
さくら さくら
花の声
追いかけて
君へ届け
命の香り
透ける刻を
風に揺れ ....
未明虚空宵闇月
人不知失片身於
滴血涙隠無明空
白芒刻花盃受悉
宵闇月は未明の虚空
人知れず無くした片身を
したたる涙は血の雫
明けぬ空に隠れて
白く消える刻を待ち
しずくを ....
心を無くして生きてた頃の
空を憶えていない
現実との繋がりを感じたくて
頬に雨を受けて歩いた
あなたの心に映る空は優しい?
嵐の夜は目をとじて
暖かさを ....
詩を書くわ
男でもない
女でも
命の奥に
闇に光に
もうすぐ春が
来るのが怖い
桜の花が
咲くのが怖い
今年の桜は
綺麗だろうか
あたしは桜を
見られるだろうか
桜は許してくれるだろうか
花霞に ....
覚悟なき身の恨めしき
堪へ難き痛み抑へむと
声を限りに叫びたるも
なほつらく
覚悟なき身の口惜しき
やるせなく すべなく
さけび叫びて惑ひたるを
ただ一人
....
果てぬ記憶の中こそが
我が棲み家と知って
戸惑うさえも許されず
想い溢れて流れ落ちる…
青い
青い空 輝いて
こんなに綺麗な空は
もう一生 見られないかも知れない
機関車は弛く曲がって
白い煙りを高く吐く
葉っぱ達が緑に眩しかった。
僕は右手にやかん左手に枕 ....
うそになる
わけを探せば
同じこと
あいもわかれも
理など能わず
あたしの町は線路の東
昔は深い森だった
ママが子供の頃だって
森が消されてしまったの
今は わずかに細長い
防風林か残るだけ…
夏休みまで あと少し
たいくつ過ぎる昼下がり
ぶらぶ ....
かたちこそ
のこるおもひを
うつしけれ
さすらふいろや
いづこかをらむ
ひとことに
えぐり さかれる
日も あれど
それでも君を
生きる糧にと…
ほかの
どんなことにも
耐えられたとしても
あなたに嫌われたら
生きる望みを無くしてしまう
八日月
しろきひかりの
勇むるを
映し足らぬ身
吾に重ねつつ
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