はたと醒めては朝を呪い
ふと我に返っては白昼に佇む
夜な夜な待てども、愛想もない

ちぎれた写真を並べても
知らない顔があるばかり
いつからだろう
こんなにも笑わなくなったのは

慣 ....
迸る鮮血がブーゲンヴィリアの赤になり
夏の陽だまりが向日葵の黄を匂わせている。
それと喚かなくとも
存在自体がある色調を帯びているような
そんな確かな色が僕にはない。
微かに茫洋と滲んでいる ....
白雨や
ほつれたる心に
針千条
叶はぬ夢みし
罪咎めたり


村雨に
道を違へて
涅槃坂
逝きつもどりつ
吾にもかへらず


闇惑ふ
私雨に
濡れそぼる
褥よせたる
 ....
はつかみる
ほころびさける
言の葉の
うらがれとはず
あをきをいのらむ

I could never be what you need
(譬え、始まりを告げたとしても)

たまゆらの ....
茜射す街に
さすらい旋ぐる風の喘ぎ
淫らな葉ずれに
あらがい委ねる罪の囁き

素足のままで
何処まで歩いてゆけるだろう
絡みつく絶望と
うずくまる希望を抱いて

素顔のままで
何 ....
日を翳す気跡が崩れ去るように
季折を待ち焦がれる蕾の放熱を嗜めるように

はらりはらり、はらり

なづき忘らるる言霊の孤独を慰むように
三世を紡ぐ赤き糸にて夢の余韻を手繰るように

は ....
ゆふづくよ
ひとりしづかに
もひよせど
あてなきおもひ
ちぢにみだれり

あかつきに
ふたりしづかに
むつびあふ
はてなきおもひ
ももにもゆはえり

letter or let ....
悠祈(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
却來 -day by day-自由詩509/5/30 3:58
零の色自由詩209/5/27 18:20
雨日和短歌3*09/5/25 9:44
早春賦 -spring ephemeral-自由詩6*09/5/24 2:44
憂凪 -where are you-自由詩5*09/5/19 23:43
黒白 -coexist-自由詩2*09/5/19 0:27
六花抄 -I wish you were here-自由詩3*09/5/16 21:41

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