ぽたぽた
しとしと
ざぁざぁざぁ



雨が降る
雨が降る
天(あめ)が降る



それは那由多の禊水(みそぎみず)
はたまた無限の荊の矢



あぁ主よ
これは我 ....
寒いねと出したその手を繋ぎ合いふと空を見る夜半11時

お互いにサヨナラ言えず見つめ合う終電憎しクリスマスイブ

もう二度と触れ合うことは無いけれど忘れ難いよその指の温度
降り積もる桜も雪も徒にその行く宛を知る者は無し

床を離れつとめて見入る曉雲の紅白藍の極彩あらむ

ビル群の山々より吹く木枯しの歌声を聴き今日も歩く
あるく
アルく
歩く

ただ只管
歩き続ける

いつからなのか
いつまでなのか
そんなことは
疾うに忘れた

ならば
ただ只管に歩き続けよう

過去も今もこれからも
 ....
河井 曉雲(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
贖罪の雨自由詩109/12/30 21:42
冬恋〜とうれん〜短歌109/12/30 21:29
徒花・曉雲・木枯子短歌209/12/29 19:41
独歩自由詩109/12/29 19:21

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