トイレから出ると
首の長い女性が
宙に浮かんでいた
待ちきれなくて
こうなったのか
トントンって
ノックしてくれたら
途中で出てあげたよ
可哀想に僕のせいだ
フローリングに
....
鍵盤の隙間
忍ばす剃刀
赤い雨だれ
にわかに注ぐ
私の中では
ただ一つだけ
美しいもの
赤い雨だれ
叔母の形見の
白いブラウス
パラリパラリと
野薔薇を咲かす
手首 ....
性交の際
勢い余って
膣に飛び込んだ
もう一つの睾丸
今日死んだら
あなたは
精一杯生きたと
言えるか
僕には言えない
恥ずかしい言葉
痛い痴態のママ
板の間に居たい ....
俺は粒あん派だが
嫁の母は
こしあんが大好きだ
好きなだけならいいが
粒あんのことを
下品だとか
気持ち悪いとか
さんざん孤蹴落とす
長期に渡り
生活費の援助を
受けている ....
一撃で嬢はマットに沈んだ
「き君、大丈夫か。」
「しゃ社長、た助けてください。」
「よっしゃぁー、と言いたいけど。
一つ聞かせて欲しい。」
じじいよ
ゴジャゴジャ言わず
早く助け ....
いやぁぁあぁぁあぁああぁあ
俺はまるで囚われの
ダンシングフラワー
逃げようにも
手首足首
がっちりロックされて
どうしようもない
『ええ声で鳴くのぉ、チャックマン、
ええ動き ....
PM10:00
HOTELファイン到着
支配人によって
地下室に案内される
部屋には令嬢ガッキーが
にしおか すみこみたいな
コスチュームで待っていた
「おう、チャックマン、よう来た ....
ええらいこっちゃ
だけど
動揺はしてらんない
そんなのパンピーに任せとけ
なんたって俺は
エリートなんだもんね
THINK
そう
良く考えるんだ
今回の事件の責任の所在
俺がチ ....
会社の同期で
ずば抜けた存在の俺
ガンダムで言えば
シャア大佐だ
仕事の質、量、スピード
何をとっても超一流
しかしこの俺を
俺たらしめるものは
そんな手羽先の
テクニックにあら ....
目が覚めると
部屋中血だらけだった
ベッドの下の絨毯に
汚い犬の胴体と
俺の首が転がっていた
白い壁に血文字で
人間ドッグ γ―GTP 要再検
と書いてある
ワンワワワーン
少し ....
老女体を
さらに180度回転し
こちら向きに騎上位にさせ
俺のひざの上に
手をつかせた後
彼女の両足首をつかんで
天高く上げた
俺は下から
高射砲のように
ばばあを突き上げた
....
「おビールでも飲みはる。」と
ばばあ
「うん。」と
俺
なんか調子狂うな
二人で乾杯をすると
彼女三つ指をついて
畳に頭をこすりつけた
「今日一日、夫婦の契りを結ばせていただきます ....
馬鹿にされた悔しさ
加速する暴走
先祖伝来の不動産
有価証券
貴金属の類
すべて換金した
その金を持ち
北アフリカの
マラケシへ飛び
文字通りマラを消した
いや正確には
付 ....
俺の足はでかい
29.5cm
甲高 幅広 5E
アメリカンならぬ
ジャップの身としては
ほとんど
フリーキーなレベル
反面
あそこはとても小さい
最大勃起時でも
7cmしかない ....
激しい雨が降っていた
土曜の昼下がり
娘を塾に送る車中で
便意をもよおした
「お父さんお前の塾のトイレ、借りてもいいかな。」
「絶対ダメ、却下。きもい。」
年のせいなのか
若 ....
ストレスと
前立腺肥大のため
頻尿になっていた
一時間に5回は
トイレに行きたかった
冬に桜の咲いたある日
地下街を歩いていると
いつもの尿意を感じ
感じるとともに
すでに我慢で ....
むかし住んでた
田舎の家を
ブラリ訪ねてみたら
知らない人が住んでた
わけを話すと
快く歓待してくれた
晩御飯はカレーだった
給仕をしてた奥さん
突然ブラジャーごと
セーターをた ....
暗くて
じめじめした
この森の中で
最初にしたことは
女戦士との闘い
クロロホルム嗅がせ
拉致してきたのは
キャットファイトの
日本チャンピオン
ほらね
覚醒した彼女は
....
自分の詩が
暗い
残酷だと
悲嘆する
ゴルゴダの聖者よ
世の中が
暗くて
残酷なのだから
それはそれで良い
目立たない
色と柄の生地を使い
スーツを仕立てるようで
とて ....
秋晴れのデイタイム
頭上のグランブルー
ガスの炎みたい
目に沁みて
じりじりする
薄く流れてく雲達
なんか煙たくて
しょぼしょぼする
野原を埋めるコスモス
雑草にしか見えない ....
ハレヤカな日は
ハレルヤ
アレルヤ
金も地位も無くし
しょんぼりしていた
マイダーリン
人間性同様
みるみる
ちっちゃくなった
うなだれた彼を
洗濯バサミでつまんで
....
全裸の老婆が
鈍器を振り上げ
自らのあばらめがけ
グシャッと打ち下ろした
腐った板の胸は破け
闇夜の口からは
アスベストの霧が出た
胸の割れた老婆は
次に右膝を潰し
その次に左膝 ....
夏も終わり
傘をさせない病気が
さらに悪化した
なので
雨降りの日には
打たれるがままで
びしょ濡れになる
身体が冷えて昏倒し
アスファルトに張り付く
ぼろぞうきんになる
....
さっきまで 笑ってた友 急にキレ 僕をえぐった サバイバルナイフ
殴られた 歯が折れるほど 殴られた 後は優しい DVセックス
あなたなど 選ばなければ 良かったと 自分を責める 怨念波紋 ....
向日葵と背比べをして眺めてる庭の借景南アルプス
うつむいた肉体労務者流す汗アスファルトで陽炎となる
うつむくと汗が流れてアスファルト股くぐり飛ぶ二匹の黄蝶
血液が脳動脈を駆け巡る音に似ているクマゼミの歌
夕暮れてひぐらしの声カナカナと大地と私の火照りを鎮める
昼下がり輝く庭を眺めてた暗い部屋から籐椅子揺らし
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