嘘をつくな と 真面目に 言ったので
もう一人の 男と もう一人の 男が
白人である事 黄色である事
浮気 溢れる 瑞々しい 官能の大地で
一緒に 踊り
一緒に 諦め

先を 進め
先 ....
浮遊するのは 短い 手である
切り取られている それらは
いなくなった 僧侶であり
僧侶の 泥の数珠である

浮かび上がるのは 指先である
アスファルトの 教義に
道徳の 邪 ....
僕らは 一つの 曲がりくねった 鼻
尖り 早朝の 太陽に照らされた
老人の ショーツを 見ては
委託販売を 申し込み
狐の 和尚の 尻尾を 抱いては
あんなに 毛皮は 高いのに
呟く ふり ....
投函された吾郎ちゃんはポストの臭さに思わずおならをし、それに首をくくっていたお母さんが、三千年前の童話を読んだので、妹のお花は丁稚奉公の旅に出て、同じように毒風呂に入って
いたお父さんの真似をしたペ ....
認知症 笑われつづけ 希望した その内はてる 真っ白な顔


鬼の顔 美容整形   やつれ顔 出来る腫れ物 口にしつつも


浜辺でね 帽子を脱いで 浮かべれば どこか異国へ 落ち沈み行く ....
感情の 吐露が
毒を 飲んでいるので
私は 今日も
宗教に つくす

ために
赤緑の 魚が
上流に 上る頃
宗教は 潰れている
ために
案外 黒い浄土が
死んでいる
そんな 気 ....
 理論は、陳腐なものだ。まれに文章を書いている時、そう思う。
「本物の親友に言葉はいらない」と友部正人が語ったというが、実際、触れ合う事によって、人は触発されていく、そんな気がする。
 10の読書 ....
あなたは 息を しているのですか?

あなたは 呼吸を 止めているのでしょう。

私の 並べ立てた 言葉の 配置に
無呼吸の 弟子が 
立ち並んでは
盲目の 仏像

問い掛けるので ....
祈る 祈る
歩く 歩く
私は 言語を 発さない
ため
祈る 祈る
死ぬ 死ぬ
私は 言葉の 園で
舞い踊る
ため
行く 行く

黒人奴隷が 又 一人
身近な 子供を 連れて
 ....
死亡した 空間
1時 
から
丑三つ時までの
空白 無言の 天使
うねる 賢い 生徒達
私の 労働に つい
孤独を 感じる 
ので
死亡した 時間
4時
から
朝焼け 蝿が 転 ....
九龍城

住む 住む 憧れ 住む
生きる事に 関し
私達は 棺の中に
住まわなくてはならない

バイオリンが 青酸カリの
弓弾きを 撃ち殺し
たのは
住む 住まない
私が 生きる ....
傾く 下女の 痴呆の 濃さは
飼い主の 憎女よりも いやらしく
そもそも 出生がない

俯く 下女の 狂気的な 濃さは
下僕の 筋肉を 嘗め尽くす 炎よ
そもそも 棺がない
新しい 朝だ
死んだ 友人の 憩い
雷雨が 恐れを 抱き
死んだ 両親の 憩い

新しい 夜だ
死んだ 子達が 笑い
棒で  何度  殴られても
私は  恐れるものなどない


 ....
光が 走る為
私の 光源は
泣かないで
戯言の 偽善

泥に 撒かれた
泥を 撒いた
花が 咲く
石の 花だ

光が 走る為
妄想上の 虚偽
笑って
悪人の 言動

泥の ....
冒涜の 証の 器が
生まれていたので
宗教の違いを 感じる

私は 打つ
あの 人物という名の 恐れを
あの 人物という恐れ 多いまで

満月が 明るいので
一人の 男が 歩いている ....
うるげききょ
言葉どおりだ
直線に 伸びる
うりげききょ
言葉の 限界
知る由もない

うらげききょ
ああいうこま


あらkらいあいふぁおりうt

理解出来る言語の自殺
 ....
汗臭い 髣髴とする 悪魔の 香りだ
匂い そう 言い換えてもいい
私の 魔笛は 虚ろな 無人駅の
顔のない 踊り子によって

汗臭くなる
ので
(誰だ、私を 命令する、 散歩の 自殺者は ....
歪な 薬売り
奇形の 頭で
油を 売る

見えたものは

だった
薬売りの 誰からも
相手に されない
その 百姓と
黒人奴隷の 狭間よ

油は 物乞いの
水と なり
あ ....
揺れたものが 残骸になり
と 一言 の 神が 歌う
茂みの中 汚れた 道を
救え
救え

敵兵が 塹壕で 
即身成仏の証
愉快な 騒ぎが
静まる頃

揺れたものは 腐り
英詩の ....
夕暮れの 微笑 忘恩の 波
私生活の 凶器が 私の
夕暮れの 真似をした
道化の  やはり
洪水の  模倣にも似た

祈りの  最中で
音が 鳴る
墓石に 虫が たかるように
音が  ....
啓示は 下された
女が 死ぬ
男は 海に
自殺を 抱き
生き続ける

足下には 泥
むらがる 蟻は
蝉と 十字架を
運び
凹凸の激しい
排便

排便 そこには
美などなく
 ....
一人は 黒人で
一人は 脳に 帽子を かけている
一人は 白人で
もう一人は 師匠を  感慨深げに
見下ろし
四人で うなずく

自由の 女神が 骨折している
間が あいたからだ
黒 ....
ふなりと 赤い 人形が 捨てられている
もうすぐ 季節が 笑う
一人の  生霊を もう 一人の
生霊が  育て上げ
赤い   人形は 沢山 捨てられる

田舎の馬車 弟の 遺言状が 護摩炊 ....
歌詠いの老父。手がない犬を連れ、近眼の男と会う。耳なしホウイチは、ナポレオンと共に、
老父を暗殺しかけたのだ。宗教が正しいと認めるのは、勿論、老父の歌声だ。うごぼけの。
言語などない。老父は、達磨 ....
奇妙な 絵だ
首を くくった
二人が 見つめっている

頭はなく
手足もなく
腹から ヒマワリが 咲いている

私の中での 上官
二人 私の 上司

裏寂れた 絵画展の 主は
 ....
暗雲が 死んだ
雨が  遊女だ
な   
なな  男よ
暗雲を 如来に
弔えさせろ

骨が 浮かんでいる

ああ 
骨が ふってくるのか
暗雲よ 生きたまま
未来は 明るい
 ....
禁止区域 日本人は  舞台の 中で
禁止区域 首をくくる 白い 精霊と
日差しの 自殺者の  下で

モスクの 中では   御詠歌が
ジャズと 共に  煙草を押し当てられ

白い   顔 ....
広大な 宇宙を 精神病棟と 
隔離しろ
暗い 溜まった 水の中で
以前から 母親だったものが
泳いでいる

病む真似をする 黒い 世界
般若の 角を 母親に投げ入れたのは
誰だ?
私 ....
太陽は ハルシオンになり
満月の 夜 墓標は
デパスとなる

太陽を つかめ
「酩酊感、王冠を 被れるよ ピカピカの 脳 睡眠障害の 王者
逃れられなくなる 昔は 一杯いたのにね 

 ....
老人の 頭を 抱いて
ヒッチハイクに 行こう

躁鬱の 女の かつらを
すすりながら
漢字検定を 受けよう

海辺の 見える
「なすがすべき」道へと

糖尿の 男の 服を着て
降 ....
奥津強(33)
タイトル カテゴリ Point 日付
念仏鈴(黄色 白人自由詩505/11/22 4:28
浮遊した土葬自由詩9*05/11/15 16:55
僕らは曲がりくねった鼻自由詩305/11/10 18:57
腹痛自由詩3*05/11/8 12:27
初めて挑んだ四句短歌1+*05/11/7 21:25
毒と宗教の 上流自由詩8*05/11/4 1:14
人としての生き方散文(批評 ...305/11/2 20:06
仏の 問いかけ自由詩605/10/30 20:22
言語を 発さないため自由詩405/10/28 23:23
時間自由詩305/10/27 20:46
旧暦1995年 九龍城シンドローム 二枚目自由詩4+05/10/25 13:30
下女自由詩205/10/23 18:16
新しい自由(自殺による再生自由詩205/10/15 22:13
光源「笑って、泣かないで」自由詩305/10/11 7:46
toi la rock自由詩4*05/10/5 19:01
うらげききょ自由詩205/10/1 22:27
汗臭い 仁王自由詩205/9/26 14:27
歪な 薬売り自由詩405/9/20 13:31
揺れた 塹壕自由詩405/9/15 17:12
夕暮れの凶器自由詩605/9/9 8:01
排便の海自由詩605/9/3 21:13
骨折自由詩505/8/29 21:04
赤い人形自由詩605/8/27 3:18
世界で一番の華自由詩605/8/10 20:16
ヒマワリ自由詩705/8/2 21:51
あ なな 弔えさせよ自由詩7*05/7/27 0:27
禁止区域[group]自由詩4*05/7/21 15:37
狂いの 宙自由詩205/7/19 15:56
太陽と月の中毒者自由詩305/7/18 17:25
なすがすべき 海辺の 町自由詩305/7/17 18:28

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