誰かが離れ業をやった
ロープを投げろ
同じ空の下で
猫が狂ったように踊り回る
キッキング・ザ・ファッキン・アス
光を帯びた歌舞伎役者が
大見えを切っている
観客みんな息をのみ
拍車 ....
空のオルゴールよ
すべての赤ちゃんのための
祝福の音
君は愛されるために生まれてきた
本当にみなに愛されている
誰も君を憎みはしない
誰もがそういう時を通った
憎まれる赤ちゃんなんて ....
詩の評価
かなり良く書けてますね
ええそうですか
ありがとうございます
そんな会話が
良く書けていると言えるためには
傷がないことが必要だ
完璧が望ましい
森のこんもりとした様 ....
眠っている間に夢を見る
起きている時にも白昼夢を見る
将来の夢も見る
正しく見られた夢は
限りない力を持つ
もっともよい夢は
人を究極に救うこと
つまり
発菩提心である
....
暗がりに獣が潜む
何にとびかかる
無用なことさ
益はない
日の下で
明るみに出せば
無用な怯え
確実に仕留める
その悪の心
Please god
Be happy
Fro ....
コンビニに明かりがついている
営業中
飲み物を買う
お金を払って
釣銭貰う
ありがとうございました
外の闇は黄色い月を浮かべて
雲のドレスに恥じらいかくして
わたしはいっかいも愛し ....
官能性に
熱を帯びる
わたしの肩
肺は膨らんでは鎮まり
心臓が鼓動を打つ
胸の中には熱い思いが
腹の底には全てに打ち克つ力が
わたしの中の官能性
愛する人に触ったら
すべての ....
生活が苦しいとか、遊ぶ時間がないとか、だから何なんだろう。その人なりに生きるしかなかっただけだ。同情の気持ちを持つべきなのか。わたしが生活を手伝ってあげればいいのだろうか。政治は何をしているのか。わた ....
愚かな過去よ
眼を閉じよ
愚かな人よ
口を閉じよ
しゃべりたいなら
心の中でしゃべれ
この空にこそ
偉大な価値がある
わたしの夢を運んでくれるから
夢なしでは愛は成り立たない ....
坂村真民の詩に、「念ずれば花開く」というのがある。
はじめは、そういう題名の詩を自分でも書いてみようかと思ったが、
それでは益体もないので、随想を述べてみることにする。
念ずるということは、 ....
反語を
真に受けてしまい
申し訳がない
わたしの智慧の無さに
愕然とするべきだ
嘘ではなく反語
まったく反対のことを言おうとしていた
わたしにはわからなかった
あなたは ....
過去は変わらない
だから安心できる
未来は分からない
だから不安だ
人は皮肉に翻弄される
弱い人も強い人も
必ず弱点を備えている
それを夢がつく
わたしは善がいいものだと考えた ....
誰もが愛されたいのだ
どんなに醜い心の状態であっても
どんなに小さく弱いものであっても
キリスト教の神はそのあまりに大きな愛のため
自分を信じないものたちを憎んだ
キリスト教の神は愛し愛され ....
物には物の構造があり
独自の色や質感がある
なおった眼でそれらの語りかけを見ていると
やはりかつて生きていた木材に一番親しみを覚える
物になってもかつての生が痕跡を残している
暗い筋と明るい ....
この世に
植物以外に緑のものが
あるだろうか
緑の鳥
カメレオン
葉緑素は
愛を作る
草は否が応でも生える
草の意思に
光が答える
地球上の植物と動物の
互恵関係―
とうと ....
禅宗の硬直、堕落よ
ただひたすらに座ること
自分でいろいろ体勢を変えながらも
苦行を戒められた釈尊の
その教えも省みないで
警策でたたく
作法にこだわる
それに何の意味がある
人間は動 ....
痛みに怯えるなよ
敵はどこにいるか
それを見失っているのに気づけ
時は流れを変えたりしない
寿命は主に決まっている
得をするとはどういうことか
自分を効率の歯車へ変えて
死ぬときよく生き ....
投げ輪
投げ輪
投げ輪!
神たちが
投げ輪を
投げ合っている
心の津波が押し寄せる
理解不能なインダストリー
理解可能なストーリー
悲しいメロディに心ざわめき
時の魔法がまた動き出 ....
ふとしたとき
苦しみが消えてきていると思う
愛が苦しみを包み込み
人がわたしを助けてくれる
わたしはわたしを救わねばならない
永遠に愛することは
どのように可能か
不可能か
しかし ....
ユニコーンの住む谷
妖精が遊ぶ花園
夜の街に凍えるマッチ売りの少女
彼らはみんな友達だ
私にとても親しいから
みんなを救って
夢の国へ
現実もひとつの夢だ
愛だけが現実だ
....
心身に
積もり積もった
土ぼこり
水を使いて
流すべきなり
さとりうる
ことのすべてを
さとりては
空の上にぞ
居る心地なり
悲しみの薄れし朝にヒヤシンス
雨が降った、風が吹いた
カミナリが鳴った、川が増水した
気が変になった、元に戻った
永遠に苦しみは続かないものだな
四苦八苦と言えど生命エネルギーを否定はできない
つまり我々は自分で出来 ....
悲しみに対して
歌う歌を
私はたくさん持っている
あの人の心が
それを歌って来たから
私の心が感応して
それを覚えた
あの人は
私の影響を受けているかしら
私を想ったり
し ....
わたしは、萩原朔太郎の詩語の使い方が、人工的で、作り物に思えるのです。彼の感情自体が、大げさで、美しいところがなく思えるのです。もっと長く生きていれば、独自の詩境を切り開けたかもしれませんが、運がなか ....
さぼてん村に日は落ちかかって
暮れかけの太陽と
穏やかな雲と空
私はドストエフスキーのように
この世の永生を信じるようになった
三つ目に光る黒いワゴン車のテールランプ
今夜ダンスホール ....
いつもと違った気持ちで
堤防を歩いてみたんだ
白い花が咲いてた
あなたにはきっと純白の服が似合うだろう
もう惑うのをやめて
愛を通じ合わせてみないかい
私に不満があるのなら
何でも言って ....
星降る夜の悲しみは
どんな銀貨で払いましょう
街のネオンは光り
人々は通り過ぎていきます
盛り場で人達は
苦しみと悲しみを繰り返し
恋の成就だけを望んでいました
今夜の一盛りは
歴史に ....
時よ
お前は果てようとするのか
時のない世界など考えようがない
しかし時は
無慈悲に過ぎて
すべてを貫通していく
砂の落ちるのに合わせて
時が過ぎていく
時として
永遠が思い浮か ....
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