日の昇る六時前七階のベランダ僕の六本木になる
幸せな世界の終わりの星間物質の爆発を夢見ながらスキップして手を広げる
ここから落ちればトリプルアクセルできるから
ここは僕の
日の昇る六時前七階の ....
昨日、僕は琵琶湖疎水に行って、蛍を見た。
4匹か5匹、川の上を飛んでいた。僕は、
一人で歩いた。幻想的に、どことなく淋しく、彼らは彷徨った。
彼らも寂しいのだろうと思った。僕は時々、川のせせらぎ ....
  そこはいつも夜で 小鳥が深い森にさえずっている。
  聞こえるかい?ねむる森の奥で
  のびやかにさえずっている声が。
  …ここはそこなんだ。ぼくらは飛んだんだ。


  月の照 ....
波が、体をおして来る
水の体でおしてくる
だからぼくらもおしかえす。
でもまた波がおし返す
夜になって波がきつくなり、
ぼくらは帰って朝になる
朝になると、弱くなり、
夜のつかれを休ませ ....
この世の終わりのためにことばをえらぶ


宇宙に架かるブランコに乗って星くずを撒き散らしながら
ことばはひろがる


ドアをあける世界がまたひろがる宇宙のドアをあける


よく見れ ....
きみを解消するためにわたしは旅に出かけて
わたしは解消されずに
きみを見た
目を見た
髪を見た
口を見た
わたしは解消されずに
きみの足元を見た
足跡がないのを見た
リセット後はじまるはなしさようならこんにちはまたいつかどこかで

第一話はなしはじめるひとがいて階段下でみんな聞いてる

着いてるの着いていないの君の足1ミリメートル浮いているんだ

水た ....
 Aが庭に地下室を掘った。砂だらけだ。コンクリートで少しだけ壁を固めたらしい。雨が降っ
た。床は砂だから水がじめじめと出てきてそのうち水溜りになった。晴れていたらこの砂のベッ
ドがきもちいいのだと ....
 夜になると、空に何百万もの星が輝きます。「星の王子さま」を読んでから、僕は、星を見るのが好きになりました。夜空を見上げながら、王子さまと羊とバラの花が住んでいる星はどれかなあ、などと考えます。

 ....
湧き上がる温かい気持ちをその気持ちをそのその
また吹き上がるものを大切に包んでは静かにあなたの
手をほどきはらはら、頭上から落葉が降ったのです



ガラスでできた手指が滑らかにすべり
 ....
(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=168092の冒頭に転載)


映画は時間とともにヨコに流れる「時間芸術」である。しかし、それはときに、一瞬にして強 ....
2006/8/1 
映画日記ということを聞いてぼくはびっくりした。AさんにはAさんの映画日記があり、BさんにはBさんの映画日記があるだろう。そこでぼくはこんなことを書いてみた。
もしあたしが映画日 ....
左利きの運転手と右利きの車掌
まっしろいホームにおりたつと赤いはた
さようなら
ホームの端のポール
今夜は空が見えない
君の色を思い出せない
今日
左利きの運転手が右手で手をふる
線路 ....
ぼくとあなたが非実体を通して繋がっているのなら、ぼくはたぶん死んでいてもいいし、あなたもたぶん死んでいてもいい。
 
あなたは毎朝モールス信号の電話をかけてくる。つー、とんとん、つー。あなたはそれ ....
思い立って十一時半に神楽坂につくと、さなえさんが表に出ていた。自転車をおりて、お久しぶりです、と挨拶すると、お茶?まんぢう?まんぢうはまだだよ、とさなえさんが言った。十二時開店らしい。中で待つ。忙しく ....  
  あの
  しずかな箱のなかに
  とじこめられる 
  ふたりきりで 

  わたしたちは
  上昇する 

  風が吹いてくる/寒い/しまいに雨までふってきて/ずぶぬれだ
 ....
あるいていく
あるいていく
あるいていく
あるいていく
あるいていく
あるいてい、い、い、く
ぽ、ぽー
(ぽー
右 左 樹
魂(t ama tototとととととととと

ありて ....
 
 
 
きみはきみの死を死ぬしかしぼくはぼくの生を生き花は咲き茎は伸び象は鳴きナマケモノはぶら下がる

きみはきみの生だけを終わらせるきみが生を限るとき限られるのはきみでありまたその時で ....
 
あなたの
世界
雨、雲、結晶、ガラス、幽霊、伝説、本、ランプ、鏡、
音楽
畏れ、死、夢見心地でいること、愛を知らないこと、愛を憬れていること、目を閉じること、天、光の筋、ひとり、止まった ....
きみが笑った
きれいだった
春だった
桜がさいていた
ひとがたくさんいた
きみが笑った
目がきれいだった
美しい弓をえがいて
きみの目が笑った
春だった
時がもつれていた
もつれ ....
03/04/12

ねえ、クラウディ、あれはカスケードなんだ。僕が好きなのは長い文章の合間に挟まっている短い文章なんだ。あるいは名詞にかかるクレージーに長い修飾節なんだ。それはもういいよ。そんな話 ....
虹色の雨が降る
その中でわたしは踊る
わたしは透明
虹色の雨が踊る
わたしのまわりで

目の前の曇り空の下に死んだわたしが生きている、死んで

霧の向こうに虹色の雨が降っている
わた ....
線路上を逃げている。子供の暗殺者を殺そうとしている。
子供の暗殺者を屋根の上から投げ捨てると、子供は宙中
に消え、屋根の上に犬とも狐ともつかない動物となって
現れる。想念として、つぎをおぼえてお ....
1.

金属は湿っている
雨は歌っている
窓辺にはカーテンが
幾百万の色調とともに
輝いている
絵の中の小人が歩き出す
時計は止まっている
目を閉じている人がいる
ある夜のことを思 ....
大谷良太氏「夜、起きてまた寝た」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=110253
必ずまず読んできてください。

大谷さんの詩がすきだ。いつも、いっか ....
  
1. 春


春、あなたは出かけようとする
どこともしらない土地へ
夢見がちなあしどりで

窓辺から見送る人は
アップルティーを啜り
笑う

暗くなってきた
野原に霧が ....
不穏にダンス踊ろうホイ!
大砲ぶっ放せバンバン!
ドンドコドンドン
ドンドコドンドン
ドンドコドンドン
ンドンド走れ!
ピーヒョロロ!
乾パンなんかもうどさどさ食べるがいいよ!
食べる ....
 
遺書には?と書かれている。青い線で。大きく。
遺書とはなにか自分の人生をまとめるものだったはずだ。
君の人生は空白だったのか。
君のえがいた?の相似形を頭の中にたくさん思い浮かべ、
僕の ....
その主語はほんとうに主語なのか。

武満徹の文章に、左翼の歌が嫌いだというものがあった。「われわれ」が、本当の痛みを伴っていない、というようなないようだったと思う。反戦争の歌であれば、本人の痛みを ....
 
さりとても
黙っている自転車の二人
クモの巣の張った蓄音機
から流れる霧の向こうのチャイコフスキー
坂の多い街
猫の多い街
猫を抱く君



やみのなかのゆき
みんなでい ....
渡邉建志(173)
タイトル カテゴリ Point 日付
_自由詩3*08/4/5 1:08
_自由詩208/4/5 0:42
_自由詩308/4/2 1:54
自由詩1*08/3/28 22:35
_自由詩508/3/23 23:42
_自由詩408/3/23 23:32
【短歌祭参加作品】さようならこんにちはまたいつかどこかで短歌508/3/18 3:35
_自由詩208/3/18 2:44
星の王子さまについて散文(批評 ...108/3/17 0:28
草蔭自由詩208/3/1 22:32
批評祭遅刻作品■時を止める—「殯の森」と「ノスタルジア」にお ...[group]散文(批評 ...10*08/1/30 2:02
映画日記、ただし日付はてきとう散文(批評 ...507/10/16 23:06
そことこことないこと未詩・独白407/9/18 1:23
_未詩・独白107/9/9 0:44
カフェにて未詩・独白107/6/12 0:43
上昇未詩・独白607/6/2 10:04
_未詩・独白107/5/31 22:56
_未詩・独白207/5/6 15:19
_未詩・独白407/5/5 1:10
きみが笑った未詩・独白707/4/20 0:19
クラウディ未詩・独白307/4/17 21:42
霧の向こうで未詩・独白207/4/16 1:55
足跡未詩・独白307/4/13 3:17
雨三編未詩・独白307/4/6 16:01
ひとり、であるということ[group]散文(批評 ...207/3/17 10:50
不定日記未詩・独白507/2/2 19:48
強迫運動会未詩・独白106/12/26 21:28
_未詩・独白106/12/5 23:06
主語からの呪文[group]散文(批評 ...2*06/11/16 10:28
ひかりとかげとピーナッツ畑未詩・独白5*06/10/31 1:28

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