香水瓶のかけらを含んだ
アイスクリ−ムを
丸呑みするように
あなたを想うことができたらよかった

腐った林檎を塵箱に押し込みながら
あなたは言う
「はじめから、食べられない林檎なら良かっ ....
この十本の指はあなたを知っている

手の温度、肌の感触、
皮膚の内部に眠る雪色の精神を

固すぎる心の板を剥がして
その下のぬかるみに
沈みつづけるあなたを
引き上げてあげたかった
 ....
信号機、青になるまで待つ彼と、青になるまで待てない私。

おねえさん? いつの間に私「オンナノコ」卒業していったのだろう

間違いの電話で話す数十秒 小さな機械で繋がる他人
あたしは二月三日が嫌いなのだ

豆まきが恐い
豆まきと言うより鬼が恐い

鬼のお面があたしを見るのだ
鬼のお面に開いた二つの穴からあたしを見るのだ
二つの穴から覗く目は

母であると ....
茨の道のその果てに 何が待っているのでしょう
柔かい 芽生えたばかりのその棘に
胸を刺されて 死ねるのならば
愛しい人の胸に抱かれて死ねるほどに

私はとても幸せなのです

茨の道のその ....
ユメアト(35)
タイトル カテゴリ Point 日付
僕らは沈黙に愛されなかった自由詩106/4/10 22:49
未だ温まることなき自由詩106/4/8 23:48
しんごうき川柳306/4/7 13:59
両目に潜む鬼自由詩106/4/7 13:56
黄金色自由詩203/5/5 16:30

Home 戻る 最新へ
1 2 
0.05sec.