あの雪の日の朝
君に抱かれたかった

珍しく
この街に
雪が降る予報が流れた
あの寒い朝

氷のように凍てた
いちまいのガラス窓の外
世界のすべてを
白く しろく
覆うはずの
 ....
愛してる でも会えないから大嫌い 
         君の言葉に 苦笑いする

「君だって 来てくれないじゃん」 言葉呑み
         プイと空見て 知らぬ顔する

会いたくて でも ....
いつも
近くにあるからって
安心しちゃだめなんだね

しあわせなはずの
四まいの葉っぱ
悲しく萎んだ

大切にしてたつもりだったのに
僕の不注意
大切にする
方法を間違えていたらしい

山の上から落ち ....
すこし肌寒い夕暮れ
歩く速度も早くなる

こんな日は
君とごはんなんか食べたいな

ファミレス
ラーメン
回るお寿司やさん

なんだよ
安いもんばっかりじゃん

またきっと
君に笑われちゃうんだろうな ....
風の中 金木犀の香りして
           会えない季節 四つ数える

その肌の 温もり 匂い 思い出し
           会えない時間と距離つら憎く

オレンジの アスタリスクを ....
荊の棘の中に
隠れるように咲く

愛する者以外
誰も触れるなと言うように

かたくなに
鋭い棘に身を隠しながら

来ない時を
ただ待つように

花は
こんなにも愛らしく
や ....
何かの拍子に
     君の香り

     ふわり

         懐かしいような
           切ないような
             涙ぐみそうな
          ....
ただ
ほんとになにげなく
コンビニに寄った帰り道

君の後ろから
とことこと歩いて
空を見上げて

シャツの裾を引っ張って
『ねえねえ 空 きれいだよ』
なんて
言ってみたい

秋の風が
袖から出た腕 ....
すこし
爪先立ちで
細かい雨のシャワーのような
ツクツクホウシの蝉時雨を
浴びながら

丘の上で
夕暮れの風を聴く

どこからか
夕餉の仕度の
幸せな匂いがして
ふと 空を見上げたら

『恋してるの? ....
ねぇ

神様

そこにいるんでしょ?
聞きたいことがあるんだ
そこに行ってもいいかなぁ

あふれる
光のした
探し疲れた答えを
片手のひらにのせて
そこに立っているんでしょ?

会ってみたいなぁ ....
君いない ベッドなら床と同じだわ
      私は今夜も 床で夜すごす

暑い夜に 肌に貼りつく髪の毛も
      いとしくかわるよ 君の指なら

いるならば 今すぐ乱して欲しいのに
 ....
葛藤や荒波 絶望を
自力で乗り越えたことがない人の
その優しさは
ただのパウダーシュガーの
プラシーボ

乗り越えたことがある人は
安易に優しくしない
乗り越える辛さを
自分の中に蓄 ....
ほんの今しがた
目の前を飛び立った彼は

物腰が柔らかで
言葉遣いも丁寧だったもんで
天使かと思ってたけど

ばさりと羽ばたいて消えた
一陣の風の中

ひらり

残した痕跡

どうやら彼の ....
また
あの夢を見た

いつもの
色にあふれた夢

私は
長い髪をなびかせながら
蜂蜜色の 水底を目指す
白く薄い 頼りなげな服で
右手を 前に
遠く差し出しながら

果てしな ....
街の公園から
子供たちが消えた

荒れた芝生は
威張った犬と
犬に腐随する
飼い主のためのものになって久しい

子供が遊ばない公園

夜訪れる
昔子供だった者が
たまに置いてい ....
この空の 続く向こうに 君の街

会いたくて 距離埋めるよに メールする

携帯が すべて見ていた ストーリー
検査課のパグ似のオヤジ「タカサキ」の
         つぶやく声する 今日も「バカバカ」

人様の ミス見つけては小躍りで
         バカがバカがと 嬉々としながら

仕事はね  ....
「天使やね」眠る赤子の顔見つつ
        悲願の子宝 友涙ぐむ

唇を 夢路の途中 ちうちうと
        乳飲むしぐさ 愛らしきこと
<桃>

夏の夕 シャワーを浴びて 丹念に
        君に食まれる 身支度のとき 

うっすらと 産毛の肌が汗ばんで
        早く食べてと 桃の香がして

&#25681 ....
雨上がり

つい油断をしていた

はっ と気づいたときには
何とも無防備にも程があることか

足元に
空が落ちて来ていた

私は見て見ぬふりして
横を通って来たけれど

あのあと
ちゃんと自分で帰れた ....
激しい息遣いで
果てたそのあと

背中を向けて
一つの国の国民の数ほどの
命の迸りを受けた
ゴムの膜を
さっとはずして

 こんなんで隔てずに
 お前の中に入りたいよ

君はそ ....
はじめての 旅先の道空晴れて
        君の助手席心はずんで

道脇の 緑の葉陰赤い色
        見れば桜桃光る宝石


好きなだけ 摘んでいいよと農園主
         ....
普段は誰にも
しないことだけど

今度君に会ったときは
少女もびっくりの無邪気さで

『大好き』

何て言いながら
腕を絡めてみよう
君の車が
私の家に近づく
雨のドライブ

ルーフを叩く雨が
金属の音を響かせて
雨の激しさをしらせている

信号は赤
君が無言のまま咥える煙草
かちりと音がした後の
一息目のため息に
はっとしたように ....
雨音些末(24)
タイトル カテゴリ Point 日付
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遠いから繋げない手が行き場なく冷えてきたうた短歌110/11/15 9:56
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心のごはん携帯写真+ ...110/10/12 18:46
金木犀短歌310/10/6 13:12
荊姫自由詩110/10/5 8:29
君が ふわり自由詩310/10/4 20:30
こんなふうに携帯写真+ ...210/9/30 15:48
恋する 空携帯写真+ ...310/9/10 19:08
ねぇ携帯写真+ ...210/8/29 21:00
イナイヨル短歌110/8/29 20:42
あまい 毒自由詩1+*10/8/28 13:48
『DA』携帯写真+ ...1+*10/8/24 12:47
Diving for...自由詩3*10/8/7 16:10
夢の遺影携帯写真+ ...3*10/8/3 13:04
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