羽虫が右手にとまり走り出す 深いしわの谷を一足とびで

道造の詩を追いかける羽虫と 次のページで友だちになる

外に出ず一日暇をもてあそぶ 部屋干しの服すらも笑わず
「なつかしい」そう言うあなたの笑いじわ なつかしくないブログあるもの 天下分け目の天王山で行司がしたい 強気ごうまん弱気うじうじ 真っ暗の部屋より暗いものはなし 窓から見える灰色の夜 まあいいよキャラならいいよキャラならね 本当にうざい訳じゃないもの 独り身は気ままで自由で楽でいい さびしさをふと思い出すまで 七夕は何をするのか分からない 短冊切りのとろろがするり 曇ってて星が見えない 織姫と彦星ふたりネオンに消える 場所決めて飛行機決めて宿決めて 4泊5日の旅行は長い 雨に降られてあきらめた頃 ぼんやり鳴き出すあまがえる 太ももを豪快に吸う蚊はいずこ せめて生んでね玉のよな子を 冬なのにあたたかいオレンジのせとか
まあるい君をどう食べよう?
やわらかくすいつく肌に爪をいれるのが
僕にはなんだか無精におもえて
青白い包丁で6つにわける

半月形のせとかたち
皮はや ....
僕は詩人になりたいのです
春なのに溶けるほどない雪や
夏の蒸しタオルのような暑さを
東京の君に伝えるだけの
詩人になりたいのです

谷川さんや吉野さんの詩には憧れますが
僕にはそれほどの ....
時が流れだした 私の血のにおいと共に
イチイガシの葉は青空を食いやぶり
風が立つたび 多くの空は
形を変えてたゆたっている

葉は葉たちでスクラムを組んで
幹は枝たちからの合図を待つ
長 ....
真っ赤なトマトよ
君はてのひらの上でけだるそうにもたれている
その重さといったら
自分の重力をすべて投げ出しているようだ

冷たい肌をくちびるでなぞるとき
あふれんばかりの水分を湛えた君が ....
死というものはまるで胎児だ
そこには男も女も大人も子供も関係なく
誰もがみな孕む胎児

時期はそれぞれ違うけれど
私たちは一様に死を見つける
死への意識は無理やり私たちを犯し
死という胎 ....
オリエンタルエクスプレスはAM 9:25に出発する
それまで僕らの目の前には現れない
がらんとしたホームに青白い木枯らし

先発のサンダーバードがピルルとやってくる
大荷物を持った人々が列を ....
君の家への下り坂を
夜の空気をひきつれて
自転車はひた走っていく

白いコートの女性は
電話越しに笑う
コツコツと地を叩く靴は
打楽器のよう

二人の少年は
マウンテンバイクに乗っ ....
ぼろぼろとまとまった消しゴムのかす
米びつの中で生まれた虫のようだ

彼は米びつの中で生まれた
積雪6センチほどの米の中に
何を間違えたのか産み落とされ
目が覚めると目がくらむような白、白 ....
流れてく 雲がはだかの 枝にからみ その綿菓子を 鳥がついばむ  君の指はとても冷たい
その冷たさはつららのよう
君の白い息は夜に溶けていく

君の指はとても冷たい
すべてのものから遠ざかっていくよう
君の細い髪は夜風と遊ぶ

僕は君の手を握る
て ....
kawauso(21)
タイトル カテゴリ Point 日付
10日歌短歌111/7/11 0:29
閲覧者A短歌111/7/10 0:20
ちょうどいい性格短歌011/7/10 0:17
部屋短歌111/7/10 0:16
キャラ短歌0+*11/7/8 23:38
無題短歌111/7/8 23:37
晩酌短歌311/7/7 23:18
曇りの七夕短歌111/7/7 23:16
北海道旅行短歌111/7/7 23:14
夕雨短歌311/7/6 18:58
かゆい 短歌311/7/6 18:55
せとか自由詩411/2/3 23:19
詩人自由詩511/2/2 20:34
大寒の空自由詩211/1/23 0:11
トマト自由詩411/1/18 22:28
死という胎児自由詩111/1/7 17:23
オリエンタルエクスプレス自由詩410/12/30 1:57
耳、冷えよ!自由詩310/12/20 21:57
米びつの中のいのち自由詩310/12/17 13:49
消える雲短歌210/12/17 13:36
溶けないつらら自由詩210/12/15 20:27

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