二年
在宅でスタートして7日
おまえは、てんかんした
おれは
泣いて
神棚に
悪態をつき
泣いた
ひとり
腰を痛くして
春を支え合っている
さくら
じごくの中にも
てんごくは
あるんだね
まいちる
うすももいろの
きょう
もう
すっかり
寝入ってしまった
入浴日のさくら
....
闘いは、もう、既に、君が、あの日の、麻酔を、かけられた、時から
始まっていた。
心臓が
十字架にさらされ
ぱたぱた
してた
かぜにふかれ
ぼくらは
それをみて
哀しいばかりに
涙して
かぜにふかれ
かぜは
それでも
形而上学的な花を咲かせつ ....
やっぱり
すげ〜なあ
と、おもう
マリリンモンロー
と
おまえの
まるい蒼穹のひかり
さっきまで輝いていたのに、もう忘れてしまって。
青空。蝶。の風。
俺たちは、これからどこを、どのように、ゆくのだろう。
憎しみをメスに変えて切り裂くことも。あるいは出来るかもしれない
ケレド
....
あっ、、、、
あんなにイクな
と言ったのに
イッテしまいやがって
あほ
さくら
もう
三分咲き
あの子が
かえってくるまで
イクな
と言っただろ
コノヤロ
さくな
さくら
もう、す・こ・し
さくら
さくな
が・ん・ば・れ
さくな
さくな
さくら
さくな
あの子が
ここに
かえって
くるまで
青空が
あまりにも
蒼くて
壊れそうになるとき
きみに会いに行く。
二十歳のきみは
屈託のない笑顔を
光のように
笑って
みんな包んでくれる。
雲が
あまりにも
鈍色で ....
どこに行っても暗闇のじめじめした神経が張り巡らされ
だれひとり彼を人と認める人もなく
まして、よく頑張ってるね、と誉める人など皆無で
とても一人で、一人なとき
やっとの思いで持ちこたえていたダ ....
青空を飛行機雲が矢となって貫いている
おれの可愛い人はキッドマンのように笑っている
gerogeroto結婚指輪は雨蛙の口から吐き出されてくるのだけれど
げろげろと
あの日から消えてしまって指輪はどこをどう
彷徨ってるのか、分からないまま
ねえ
あんまりだよね、おれらに ....
ことことと雨のふる@ハルノこどものきせつが
今年もここにきてくれたから、言おうビバアース
もうすこしの命のマザー。
だって、あのこは、あんなに、まじめに、一所懸命に、
風邪でみいかなちかか ....
雨が降っている新月の夜に
春めく虫たちのため息がひらひらと
蝶になって飛びかっている。
ひろびろと草原はそこにあり
うす桃色のパンツのとてもなまめかしく
ハートのかたちしたそれに、つい触 ....
土曜
日曜
ぼくは
ねじ曲げられた
風を
覚悟しなくてはならない
それを
目の当たりにして
気のふれない
強靱なこころを
持たなくてはならない
ほら
十三日の金曜日 ....
料理を始めた。
その多くは
夢を素材としている。
それを食べたあとに
あなたは
あの日のように
歩く
あの日のように
自転車に乗る
あの日のように
料理を始 ....
あの家は
どこに住んでるんだろうね
ほら
ぼくらが
住もうとしていた
あの家は
きみの笑顔のなかかしら
それとも
きょうの
風のなか?
あの家は
どこに
行ったんだろう ....
はぎ取られた風を
むしり取られた青空を
踏みにじられた光を
そして
すべての!!!!
一週間ぶりに
病院に行くと、
よっ、と
笑顔をつくっていくと、
きみは
雨の中でかがやく
太陽のような笑顔をわらう。
そうして
よっ、と
握り拳に近い
Vサインをする。
その声は
AOZORA
突き抜けて
どこまでも
つきすすむ
ひかり
SUPER FLY
あのころの
きみの
えがおそのままの
みぞれの降る日曜日
....
青空は
レオタードの
きみの
笑顔をしている
うまれたばかりの太陽が
すっかり欠伸して
ベッドによこになる夜
太陽の子は
テレビ電話で
その様を
写し出して。遠くに。
一月
厳冬の夜を貫き
煌めく
太陽の
完成されな ....
うまれたばかりの
太陽のように
すずやかに
とうめいに
かわいいひとが
ほほえむ朝
しろい部屋が
つゆ草の光に
つつまれて
さあ
ふたりの
一日の
はじまりです
....
うす水いろの
かぜのように
正月につかれて
病院でねむっている
かわいいひと
もういちど
海のうえで
にっこりと
太陽になろうね
ね
ゆきが
血のように
まっている
とおくで
風のわらう
こえがする
夢は
ふたり
こたつで
すやすや
ねむっている
ふたり、
ってなんだろ。
あなたと撮った
ふたりの
写真を見ると
いつも
あなたは
おれの右腕に
ひしっ、と
左腕をからませ
笑っている。
「満面の笑み」
との形容 ....
青空にモズが鳴く
改良された車椅子が
すっぽり
ホームエレベーターに
納まる
木枯らしが吹き抜ける
光がヨダレを流している
大便が肛門から下剤とと ....
トイレデ
migigawaに
傾いていたんだ
かじかんだ右手に
toipeヲにぎり
やっとちぎりとった
トイペをにぎり
ひかりが
あの日から
スワルコトノで・き・ない
ひか ....
どこへいけというのか
今日突然告げられたんだ
来春にはこの病棟はなくなります
医療保険であれば入院可能
ですが、
リハビリは受けられません
ナンデ
特老か
どこか
どうさ ....
うみのうえに
かがやいていた太陽が
拘縮と消しゴムを押しつけられて
ころがり
歯ぎしりしている
ベッドのよこで
ひきはがされた影は
ひっそりとなきながら
コルトの照準を
あわせている ....
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