ほんとうに好き
だから
もう、これは、どうしようもない

ほんとうに好きは、それこそ、ホントウニ好きで、

なにがなんでも好きということで、

「好き」が、どんなになっても、
他人か ....
いつだってできるんだよ
夢に暮らすことは

いつだって できるんだ


海の見える丘の上の広い庭で
犬たちがじゃれあい
子どもたちがかけっこして
空がいっぱいに青く広がって
ーーー ....
かわいいね、好きだよ
と言うと、

きれいだね、愛してる
と言って

、と、怒るあなたは。

やはり、太陽の子供そのもので
ぼくは、ただ、ただ、たじたじとするのだけれど。

愛ら ....
お砂糖は、夕陽のヴァーミリオンで、お塩は、深い森のモスグリーンなの、分かる?
洋ちゃん、ここをまず押さえてね。
〜えっと、砂糖がヴァーミリオンで、塩がモスグリーンね。
あのね、だから、単に色だけ ....
ぼくらの夢は いま 夢みることができない
あり地獄に飲み込まれたように

翼をいっぱいに広げ
なんどもなんども抱き合ってきたのに

ぼくらの夢は いま 
流砂に飲み込まれたように
夢み ....
風に散った花が夜空に沈み
雪となって降ってきたその日も
月は アルバムの中で
にこやかに輝いている

黄色い水門のあるあの夜の場所で
木々はそのままの緑して はだかの雪を抱き
川はそのま ....
男はたぶん たどりつけない旅の疲れなど
パキラのように忘れているが
女はいつも 負けず嫌いで
瞳に夕陽の海をきらめかせている

なつかしい鉛筆が転がりだすころ
夜は 夏草のあの場所へ走りは ....
たどりつけない旅の途中に
虹が死んでいた
ゆれつづけるブランコのそばで

風が橋を切り落とし
だれも乗らなくなった三輪車や 首の短いキリンが
空に溺れていった

空は血を吐いていた
 ....
彼らはそれをしらない
しかし
彼らは それを する

わたしたちは
夏が好きです。
海の色が一番美しくはえる夏が
好きです。
太陽の光の中に
海辺の砂の輝く夏が好きです。

そし ....
なにもいらない

きみが

そこにいれば

、と

宇宙にさまよい出た

あなたに

話しかける 初冬

桜 散り 素裸に

ミルキーブルーの空
月がでている

寂しさがポイントを求めている

誰にも解りようのない

このノホホンの国で

血を流すこともなく

地雷にとばされることもなく

ポイントを求めている

・ ....
もう死んでるんだ

この子には 乳が 必要だったのに

七百の言葉だけが 乱舞する
セックスしようか と 訊いたら
うふっ と笑った
動けない体が瞳に2リットルの涙をため 月を見つめていた
泣くもんか 
おれは ベッドに俯し 海の瞳を抱いていた
妻が ショートステイで病院に行って三日目
風呂上がりにひとり ビールをのみながら
幼なじみの山に沈もうとしている夕陽を
パンジーやビオラやパキラやテーブルヤシたちと一緒に眺めている


窓 ....
瞳を
真っ直ぐにみつめて
言葉を言えない奴らが
なぜか
真っ直ぐに日本語を打っている
現代詩フォーラム



みんな 寂しい明日を喋っている10月
すずむし泣く。
6時、目覚ましナル
6時15分起きる
おはよ
おはよ、あのころの笑顔でにっこり妻
すきすき、だ〜いぃ好き ひしっ ぶちゅ だ〜いぃ好き

ひしっひしっだいすき
ヒシッヒシッダイスキ

 ....
みちこ、きみがくれた光を泳いできたらもうなにもすることがなかった。
7光年ぶらんこをこいでいたけれど、特になにも変わらなかった。
きみの光は太陽と散歩する昴で、みんながみんな、えっ、
引きつけら ....
弁護士も消えてしまって
拘縮の妻をなでている月
手のぬくもりも
胸の厚さも
すっかり覚えてしまった

わたしの中には
いつも兄ちゃんの声がある
兄ちゃんの呼吸がある



むかしむかし
あるところに ひとりの少年が
おりまし ....
ずいぶん長いこと見つめてるけど
ひと思いにパクッとやっちゃえば
四年前まで首を伸ばしてパクッと


     いやあ照れるなあ、おれ
      そんなに見つめられると
       心 ....
まっすぐに生きて行く


それ以上でも


以下でもない



ただ



suki


まっすぐに
おいで
ほら、
ここだ

ちかくに
音無し瀧がおち、
とおくで
水晶のぶつかる音のする
あの、
ふたりの隠れ家だ


歯ぎしりしながら
霧のなかを
微笑むあなたの
はじけ ....
亀有派出所の
両津巡査長は
短身足短いぼっちゃり族であるのに
かのテレビばんぐみでは
なんだか、かっこばかりが両津ですってタレントが
こっけいを演じているから堪らない
昔むかし
あるとこ ....
手のり森ちゃん
そう言って
蟻が両手を空に向けてそろえると
森は
いつも
にこっと笑って
ちょこんと座ってきた

森は
蟻の両掌にすっぽり納まる
いとおしいこころをしており
その ....
ある日
ということにしておこう
ほんとは
ほぼ
毎日だけど

ある日
ぼくは
割れ目が泣いているのを
見つけた

とてもとてもとても
哀しそうに悲しそうに
しくしくえんえんわ ....
あゝ、なんてのんびりした夕暮れだ
虫も鳴きだしたぞ
つい昨日までのおおいばりが
まったくやる気なくして
しゅわしゅわしゅわ
わしゅわしゅわしゅ
わしゅ〜
むぐう〜
黙り込んでる
近く ....
うす水色の蚊帳のなかで
ふたりの鮎が戯れ
明日を探している、今日
稲妻が
震度6の現実を
突きつけ
雨は鮎となって
溢れ尽くし
緑色の川面に浮かぶ朱色の花を
つつきあう雑魚が
にん ....
夢みればいつも
きみは風になっていた

ぼくの右腕をまくらに
くうくう眠っていたきみは
もう、そこに吹くことをやめ
だれも頼りにできない
だれも近づけない青空へ
鎖を断ち切り
安らか ....
満月が
昴と
手をつないで
一晩中
コスモスを散歩する夜
狼男は
大潮の海で
赤い月を抱きしめている
赤い月は
狼男の蒼い心臓を
やさしく撫でながら
たゆとうように微笑んで
そ ....
ざあ〜けるんじゃねえ
遊ぶんじゃねえ
てめえらは
資本主義のアメリカめかけ日本に
どっぷりつかって
ちっぽけな日本語で観念的に
ただ遊んでいるだけじゃね〜か

結構
どこにゆく術も ....
草野大悟(422)
タイトル カテゴリ Point 日付
ほんとうに好き〜美知子に自由詩3*10/6/25 22:39
美しいきみたちへ自由詩1*10/6/25 0:00
Mに自由詩3*10/6/23 0:08
全相関する砂糖と塩自由詩1*10/6/20 23:01
ぼくらの夢自由詩1*10/6/17 0:11
風花雪月自由詩1*10/6/15 23:00
パキラ自由詩2*10/6/14 22:58
ラポール自由詩0*10/6/12 22:38
彼らはそれを知らない自由詩6*09/12/18 23:09
冬空に自由詩4*09/12/6 0:10
あわれ自由詩1*09/12/5 23:27
詩が言った自由詩009/11/19 23:44
2リットルの涙自由詩009/11/15 23:15
夕陽の妖精自由詩2*09/11/12 0:48
ブログ自由詩4*09/10/27 0:49
笑う過失、朝自由詩2*09/10/24 0:13
みちこ自由詩2*09/10/21 0:11
闘魚自由詩0*09/9/29 23:45
胸の厚さも自由詩1*09/9/29 23:18
おやすみの前に鉄のきりん自由詩1*09/9/25 23:13
suki自由詩1*09/9/15 23:08
ランチスポット自由詩1*09/9/13 0:51
ぶっとび両津巡査長自由詩0*09/9/3 0:18
蟻と森の微妙なスタンス自由詩3*09/8/31 1:12
割れ目自由詩5*09/8/29 0:02
自由詩1*09/8/25 22:47
自由詩1*09/8/11 23:41
夢みればいつも〜満月とスバルがなかよく散歩する深夜自由詩8*09/8/8 23:06
狼男の赤い月自由詩109/8/7 23:49
焼き尽くす明日自由詩309/8/3 0:04

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