無音
暗闇
上下の感覚もない
手を伸ばしても何も触れない
その手すら
存在するかもわからない
闇に溶ける 意識
静寂…
そんな中から ....
何のために
誰のために?
意味はあるのか
何も無いのか
結局はそう
自己満足なんだ
問いかけた言葉の渦は
濁流となり己に降りかかる
流されまいと踏みとどまる自分が
滑稽に見え ....
人の心は孤独に満ち溢れている
人は人に縛られ
人は人を支配する
孤独を恐れ
人に依存していく
それで良いのかと
心に沸く小さな疑問を
それで良いんだと
かき消し ....
悲しみに震えるココロを
そっと抱きしめてみる
空を見上げれば きっと
暗闇に浮かぶ月も
微笑みを返してくれるだろう
月明かりは私を
青く照らしてくれる
その影は
いつか見たよう ....
役割を終えた蝉は
ジリジリと焼け付くアスファルトの上で
天仰ぎ、横たわる
蟻はその命を繋ぐため
ワラワラと死骸に上りくる
それが自然の摂理よ
今も昔も変わらず繰り返される
生 ....
今日もまた
私は心に嘘をついた
自分を苛む気持を誤魔化し
もっともらしい言い訳をする
何も感じてない訳じゃない
本当は
孤独感で一杯なのに
おどけたフリを ....
風がカーテンを揺らす
私は誰かの洗濯物をたたんでいる
ふと眼を向ければ
貴方の優しい眼差しがある
私は微笑みを返す
時の音は静かで
街の音は風になり
また吹き抜けては
あなたの視線 ....
人は皆
ありふれた日常のなかで
少しの無理や
少しの後悔と
日々闘っている
そんな自分を
たまには労わってあげよう
ほんの少しの贅沢と
ほんの一握りの愛情で
コーヒーに一匙の ....
人の会話がクルクルと
風に混ざって私を取り巻く
見えない心は
見せない心は
どこに舞っている
忙しく通り過ぎる感情の歯車に
私の心は振り回され
疎外感だけが
心を支 ....
人生なんて
偶然と気まぐれでできている
人間は愛と欲望
運命は 神の悪戯とため息
複雑にしているのは人間なんだ
眼を凝らしてみれば
単純な線描写の世界が
広 ....
何故に私は
何故に私は
何を私は
何かを私は
求めていた
探していた
誰かの視線
誰かのぬくもり
自分の居場所
落とした心
何が欲しいかなど
もはや意味もなく ....
木漏れ日に手を当てれば
あなたの顔が浮かんで消えた
手の隙間からこぼれ落ちた光は
あなたの気配を感じさせる
眩しくて目を細めれば
あなたの香りがした・・・
夢で逢おうか
....
自分の存在など
消えてなくなろうとも
時は流れ
何事もなかったかのように
慌ただしい それぞれの日常が
繰り返されていく
闇に紛れて鳴く虫たちも
片 ....
月の見えぬ夜はどこか淋しげで
そこに存在しているはずなのに
覆い隠され見えぬ姿は
人の心と同じ
本当の自分など
考えてもわからない
どれが本心かなど
もはや闇の中 ....
私が今日、悩み暮らした事など
明日になれば忘れてしまう程の事
撒き上がる埃と共に
塵となって消えてしまうよ
忘れてしまおう、今苦しい事など
明日はまた違う日々だから
何も考 ....
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