誰にともなくかくれんぼ

相手のいないかくれんぼ

猫をかぶってかくれんぼ

その場凌ぎのかくれんぼ


あちらこちらを転々と

今日もくらくら立ち回る

断ち切ろうにも憂き ....
都合よく僕を救ってくれるウタ


笑えるほど人脈がない泣きたい


無いものねだりの無限ループ


キレイゴトならお互い様だ


黄昏中毒 怠惰ドランカー


根暗で陰気 ....
「い、意外に飲みますねえ」なんて
苦笑いする学生横目に
こちとらコールの真っ只中
悔しがるにも冬の晩
ええじゃないかええじゃないか宵 酔い 余威
夢見たアンタが悪いのさ
同じ阿呆なら引くな ....
小学で人の靴を隠した 中学で自分の机がなくなった


制服学ランじゃないからってなにもブレザー切らんでも


好きなアーティストのラジオ聴いてるだけでオタクとか


結構前から居まし ....
六弦切れて終日暇人


昼寝なんかした覚えはないぞ


つれづれなる筋トレ1セット


コンビニ行って体面保つ


どう足掻こうと自堕落な一日
掌を

滑らかにすり抜けて

北風が

秋の香をさらっていくのは

路上ギターの奏でた

奇術の仕業


ほぉら

まぁだ

いーるよ


す ....
こぼれ落ちる言葉は真実

たとえいずれ朽ちようとも

その瞬間の、確かな、真実。
きれいなうたを歌おうと想い
きれいなものを見上げていました
しかし私は愚か者
気付けばそれらすべてのものを
もろとも見下しておりました

そんな自分を軽蔑し
慈善などとも想いはしました
 ....
私のことばは
うつくしくない

気高くも
やさしくも
はかなくもない

繊細さも
巧妙さも
素朴さもない

気が触れたような独創性も
気が晴れるような辛辣性も
気が遠のくよう ....
くだらない唄をうたっている
性懲りもなく
くだらないのだとへつらっている

誰に言われたわけでもなく
自分勝手に自己嫌悪して
くだらないと、しょぼくれている
くだらない、を逃げ口にしてい ....
取り繕うほどほつれゆくのが{ルビ詩=うた} 肺や気道を意識せず、唯、呼吸をするように

僕の宇宙を封印したのは、僕自身だったのかもしれないね

誰かのせいにしたいな 明日もきっと悲しいから

それがからからの快晴ともなると、殊更
 ....
私の運命に貴方は

確かに通っているのだけれど

貴方の人生に私が

関わることは微塵もない


私の心に貴方は

確かに愛しさをくれるのだけれど

貴方の瞳に私が

映 ....
私の事実は小説より平凡です


すし詰め電車遠ざかる吊り革自分の足で立つのを断念


沈黙車両老婆の鼻歌窓の外行きずりの雨


爆音に埋もれてる間は強く在れる気がしてた


わ ....
たどり着くわけでもなく

元通りになるわけでもなく

何かを羨むわけでも

悲しむわけでもなく




どこを探してみたところで

これ以上があるはずもない

 ....
両の手首に 縄飾り

貴方が結わいた猿轡

今宵限りのデスタンス

眼を閉じ 気配で悶えませう




ハナビラヒラヒラ

ヒダトレフリルン


甘美な温度 ....
毎朝毎晩 僕は憂鬱で

死にもせず 生きもせず

脈打つ鼓動を感じもせずに

ただグダグダと ウダウダと

何かを壊したくて 守りたくて

繰り返してるんです


 ....
生きることが
苦しくなくなったのは
考えるべき事が
減ったから
感じる事が
減ったから

妄想の世界は
実現しない、と
遂に認めてしまったよ

こうしてここに  ....
骨を噛んで壊れた

ブリリアンス壊れた

あーりゃりゃこりゃりゃ

いーけないんだいけないんだ

曇り硝子の海馬

刃磨いで裂けた


判断力あつらえた

 ....
選ばれる そんな夢想にとり憑かれ
髪も梳かずに誰そ彼を行く
哀愁のコートを纏い

感傷の中を走り抜けて

憂鬱の煙を吸い

恍惚のため息を吐き


嘲りのヒールを鳴らすと

マゾヒックな水溜りが弾けた




煩わし ....
ギャルの目で嫌にギラつく偽物の瞳

粉っぽい瞼で今宵も肉感を乞い

反り返る喉に浮き出るあでやかな笛

すれ違う人に疚しさ 下を向き

何かから隠れるように歩く夜
酔った足元がふらついて

自分がまだ歩いていたことに気が付いた


鳴り響く音楽は平和と叫ぶ――

――遠くでサイレンが人を運ぶ


クラクションで威嚇するトラック――

 ....
奇を衒う、という作風は
技才ある方がやるもんです
私のようなあんぽんたんには
到底真似できやしないのです


弁えております
それに及ぶ才がないことも
学に費やす気がないことも
努力 ....
気が付けばまたルーターの点滅を凝視している


人の意見を覆す度量がないばかりに口癖が「確かに」


言うほど気にしてないことを人に言われてがっつり凹む


どうしても言いたいほどの ....
例えるならば、高いところにたまった塵

例えさせて頂けるのであれば、
新しいのを買った途端に出てくるそれ

のような
 
見つけられた途端に、疎まれるような
見つかりさえしなけりゃ、ど ....
血液という海に守られている

骨という外壁に守られている



わかっていながら、



あたしはその中で平気で紛争を起こします

それを片や、狂気沙汰に批判します
 ....
甘い香りの果実が笑う

…誰がわかるわけでもあるまい

点数稼ぎで農薬まみれ

食う虫殺して叫ぶ「召し上がれ」


いつの時代も愛されたいから

流行に流され色艶輝け  ....
 ――けたたましいアラームの音にハッとする。

 夢の進行状況に関わらず、真っ先に覚醒するのはいつでも聴覚であるらしい。そもそも夢というやつに音は実在しているのだろうかと、ふと思う。聞いたという ....
faik(89)
タイトル カテゴリ Point 日付
かくれんぼ自由詩5*11/11/7 18:48
「都合よく僕を救ってくれるウタ」自由律十篇[group]俳句5*11/11/5 14:43
御祭騒ぎ自由詩1*11/11/5 14:27
「気付いたら忘れてた傷跡」自由律十篇[group]短歌3*11/11/5 14:16
「どう足掻こうと自堕落な一日」自由律伍篇[group]俳句2*11/11/4 21:36
変わり目自由詩7*11/11/4 20:58
矛盾の中を生きていこう自由詩4*11/11/4 20:01
きれいなうた自由詩8*11/11/2 19:53
過ぎる自由詩4*11/11/1 20:01
自虐自慢のエゴイスト自由詩0*11/11/1 18:31
深夜の迷走俳句2*11/10/31 2:11
聴牌自由詩2*11/10/30 15:59
詮のないこと自由詩2*11/10/30 15:43
「私が泣くと、紙屋が儲かる」自由律十篇[group]短歌4*11/10/28 21:24
夢の跡自由詩2*11/10/26 1:07
一夜ゴト自由詩2*11/10/26 0:59
失うもの自由詩1*11/10/20 20:15
位置自由詩1*11/10/20 20:11
骨折自由詩3*11/10/20 20:06
盆暗行脚短歌1*11/10/18 17:20
道化自由詩7*11/10/18 0:26
何かから隠れるように歩く夜川柳1*11/10/18 0:25
帰路自由詩0*11/10/17 23:41
遠吠自由詩5*11/10/17 23:37
「遂には雨まで降り出したわけで」自由律十伍篇[group]短歌6*11/10/17 0:06
茫洋、茫洋自由詩1*11/10/16 23:01
机上での自己解剖自由詩5*11/10/16 22:49
甘い果実自由詩1*11/10/15 19:58
革命前夜散文(批評 ...3*11/10/15 18:25

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