優しさが欲しかったが愛が欲しかったわけじゃない




笑顔が見たかったが微笑んでほしいとは思わない




なにもいらないなにもいらないなにもいらない



 ....
桃レンジャーになりたかったけど


いつも黄レンジャーだった。


悪の組織に捕えられる


か弱い女の子になりたかったけど



いつも立ち向かっていかなきゃいけな ....
金魚草咲いて揺れてあなたが笑う




金魚草震えて怯えて雨が降る




私そんな花になりたかった



あなたを癒す花になりたかった



金魚草金魚草



いつか枯れゆくその身としても
紫陽花は雨が似合うね



そう言ったのはあの人だったかしら



そう聞いたのはいつだったかしら



晴れた日の紫陽花は、それはそれで美しいけれど



やっぱり雨が似合う



紫陽花は晴れた日 ....
梅雨の晴れ間は嫌い


おなじくらい小春日和も嫌い


春一番はまぁまぁ好きかな


さよなら先生


梅雨の晴れ間みたいな人


終わらない恋などあるもんか
 ....
毎日毎日よく雨の降る梅雨になりました。


独りよがりに恋をするのも疲れるとか


優しさの中には愛を見い出せないとか


あの人の肯定したこの想いが


肯定はされた ....
いつかみた夢が忘れられないでいる

酔い潰れてあの人の名前を叫んでいた

原風景は理想郷でしかない事実を知らないフリしてる

遠い遠い昔私はまだ純粋だったはずだ

夕立の後 ....
 水晶に映る未来なんて信じない

     私の未来は

   いつだって私の物よ

     占いなんて

   食べかけのチップスよ
狐の嫁入りと言う言葉を聞いたのは中学生の頃


何故か白い狐の面を被った白無垢のお嫁さんを思い描いた


林の中をひっそりと進む行列が雨に濡れて哀しく思えた


何故狐の面な ....
引き出しの整理をしていたら


何かのおまけでもらった


厚紙でできた


ポケモンの


ホワイトボードが出てきた。


それには


未だに消えずに


 ....
夏、少年は二度と戻らない季節を駆ける


夏、少女は突然に女として生まれ変わる


私は毎日百合を手折って暮らしています


形見分けは小さな皮の手帳を選びました
 ....
萎れかけの彼岸花さえ毒を撒くこれほど美しい事はない

優しさと言う名の毒を飲み干してそれでも貴方を愛しています

海水を閉じ込めた瓶に毒と書きお守りにする さよなら人類

朝焼けが ....
ブランコを漕ぎ出す勇気が持てなくて胸のあたりで冷める合鍵

爪を噛む癖ができてしまってはオアシスのない旅が始まる

瞼までお湯に浸かって忘れたい崩れた月の訳も記憶も

 ....
君はいつも笑顔だね。

君はけっこう考え込んでるね。

君はたいてい一人でやっちゃうよね。



ねぇ。

がんばり過ぎんなよ。

たまには休めよ。


私が ....
あなたって優しいけど、ずるいね。

あなたって鋭いけど、無知ね。

あなたって良い人だけど、ダメな男ね。

あなたって、あなたって、あなたって。

それでも愛してたのよ。
人は誰しも人生の主人公だとよく聞くが

私は私の人生においても脇役ではないかと思う

ヨークシャテリアのクィーンは未だに懐かない
(私が名付け親なのに!)

今日こそ告白するぞとお洒 ....
小さい頃ボロボロの毛布をいつも持ち歩いていた

名前はぷーぷーちゃん、と言った

幼稚園に行く時もお出かけする時もいつも一緒だった

小学校に上がる時

「もうおかしいからね? ....
化粧をすると何だか息苦しくてすぐに落とした
(でもあの人と逢う時にはして行くんだ)

マニキュアを塗ると手の仕草が女らしくなる
(でも面倒だから塗らないんだ)

女子がもっともお洒落をする ....
踊りましょう今わたし泣きたいから

風のワルツ丘のタンゴ星たちのメヌエット

歌いましょう今わたし全て壊したいから

恋を失い愛を砕かれ憎しみを持て余してる

どうかあの人を忘 ....
愛してると伝えるにはあまりに近すぎる距離


袖を掴んだら驚いた顔をした


『兄妹のように仲が良い』とは私にとって賛辞ではなく


ずっと{ルビカツ兄=かつにい}の隣にいる ....
この愛を何処に着地させようか


北の空星の朝静かな夕凪


砂浜に残る花火の跡など


私答えのないまま流れてゆくの


あの人の心ひとつ ....
そして幕が閉じる


舞台化粧を落とすと誰が誰だか分からない

勇敢な騎士は土曜の朝に生ごみを出す係りらしい

美しいお姫様の鼻はとんがっていつも人を見下している


けれど一番分 ....
母さんの優しさに頼り切っていた十四の頃の海は真緑

深海のクジラの骨に囲まれて眠っています空を夢見て

いつの日か母と歩いた海岸線足跡などは跡形もなく

海原に虹を見たのかあの人は輝け ....
愛し合う事は海に潜る事と似ている


どこまでもどこまでも深く潜ってゆく


その内上も下も分からなくなる


そして気付けば独りきり


愛に溺れるとはこういう事 ....
ぬくもりが欲しかったから受け入れた

心臓のないブリキ男脳みそのない案山子のような

オズは遥か遠くたどり着けない理想の芝生

優しい嘘に溺れるふりをするくらいには大人 ....
ぬかるみに寝そべって見たお月さまは

丸いというより少しいびつな形に見えた

生涯の伴侶と決めた人を差し置いて

愛する人を想う気持ちに似ている

いびつ

こ ....
或る雨の日あなたを想って泣きました

机の引き出しにしまったままの手紙はインクが色褪せて読めません

グラタンは焦げ過ぎました

愛しい苦しい哀しい切ない日常がこの先ずっと続いて行くのです ....
私は寂しさを知らない
寂しさを知るには温かさを知らなければならないから

温かさの中にあってそれを失った時
初めて寂しさを知る事になる

私は温かさを知らない


優しい人たちを遠ざ ....
無限のループに取り込まれてる

もがくほど足掻くほど足首に絡みついてくるそれは

遠い昔母と潜った海の底の海草たち

母はもう私を分からない

私を虐待していたこと ....
わたし?

今?

失恋してる最中

諦めきれないんだもの

好きなんだもの

「人間的に好きだよ」

って言われて

「でも女性としては見られない」

って言われ ....
永乃ゆち(242)
タイトル カテゴリ Point 日付
遠く遠く自由詩4*12/6/14 21:19
桃レンジャー自由詩4*12/6/14 13:13
金魚草携帯写真+ ...5*12/6/13 1:47
晴れた日の紫陽花の思案携帯写真+ ...1*12/6/13 1:34
大嫌い自由詩3*12/6/12 22:38
雨の日は、とか。自由詩3*12/6/12 22:34
夕立の後自由詩2*12/6/11 16:59
水晶に映る未来なんて信じない自由詩4*12/6/9 12:08
狐の嫁入り自由詩8+*12/6/8 14:48
ポケモンのホワイトボード。自由詩5*12/6/8 7:15
夏、自由詩2*12/6/7 19:49
短歌2*12/6/6 23:50
少年ということ。短歌1*12/6/6 5:06
自由詩2*12/6/6 4:41
あなた自由詩1*12/6/6 4:36
脇役自由詩1+*12/6/4 23:58
ぷーぷーちゃん自由詩8+*12/6/4 21:20
私は生きてるのだから自由詩3*12/6/4 4:18
今わたし自由詩1*12/6/3 21:43
地球を回そう自由詩3*12/6/2 20:56
夕凪自由詩1*12/6/2 20:37
舞台自由詩5*12/6/1 4:46
短歌1*12/6/1 4:36
溺れる自由詩3*12/6/1 4:18
オズの男自由詩4*12/6/1 4:12
いびつ自由詩2*12/5/30 23:08
大気の中で(改作)自由詩0*12/5/30 19:56
自由詩3*12/5/30 16:19
海草自由詩2*12/5/29 22:07
失恋最中自由詩2*12/5/29 18:59

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