それにしても私は憎む、
  対外意識にだけ生きる人々を
  ―パラドクサルな人生よ
                        中原中也 修羅街輓歌より

最近、本屋さんでアルバイト ....
最近、僕の感覚は、あまりに金に追われすぎるあまりに、時間と金が同じものになってしまった。すごく寂しいと思う。まあ、タイムイズマネーって言葉もあるくらいだ、それほど特別な感覚じゃないと思う。それでも、や .... 青空へ願う 小さきものの声
 暗闇で願う 明日の出来事
空へ届かない声を 絶えず繰り返す時間が
 田園の蛙声と共振し 鄙びた星空へ消える

空の青が吸い込んだ 「此処」の居場所
 控えめな ....
 限りない想像力は、道路の上でため息をする。

降り積もる塵は、冬の乾いた空を輝かせる
 
   今日は夜の星空に手が届く  昨日の朝は通り過ぎた
 
 置き去りにされた僕は、 ....
最近まで、電話回線をとめられていた。つくづくお金がないとやっていけないと思った。かといって、手段を選ばず金が欲しいってわけじゃない。つくづく俺はわがままなんだと思った。

ようやく、給料が入って電 ....
 不ぞろいの決定因が
 道端に膝まづいている

 素直で、きれいな花びらが
 家の前に咲いている。

 暗闇に照らされて
 緑の木の実を眺めている

従順な瞳を瞑り、おびえた指先が消 ....
三人きりのアパートの飲み会では、
ダンボールがテーブルになる。

いい加減に酔っ払ったダンボールの周辺に
いい加減散らかったつまみが散乱している。

終わらない夜に、注がれた日本酒の香りが ....
みんなで映画を撮ろうという話になった

「パラノイドアンドロイド」を歌うカートコバーンか、
「リチウム」を歌うトムヨークがこの映画の主題歌。

「パラノイドアンドロイド」ならばブラットメルド ....
光は、すべてのものに意味を与えてくれる。僕に、僕の形、僕の色、僕の熱を与えてくれる。
逆に、闇は、すべてのものに、無意味を与えてくれる。僕に、形のない闇を、色のない闇を、熱のない体を。

無意味 ....
台風の過ぎ去った、よく晴れた日。かすかな涼みを持った秋風が僕の体をさすった。野外に出た僕は、今日の仕事へと向かう。

何人もの肉体労働者が、僕を取り囲む。僕は、言われたままに荷物を仕分けていく。筋 ....
点と点を結びたくて、僕は東京に来た。約二年。構想だけが広まりを見せ、危うく、僕は袋小路に入りかけていた。八方に飛び火した僕の空想は、いずれにせよ、収縮のその地点で僕に戻ってきた。僕は、気持ちがすれ切れ .... マンホールには傷がついていて、
ずっと昔から誰にも見えない程度に、
血が流れていた。

工場の排水が、
今日もマンホールの下を通り抜けると
さび付いたマンホールの血は滴り落ちていく

 ....
道の上に立つ僕の姿は、哀れみに満ちた幼子のようだ
小さすぎるその体は、誰の目に触れることもない
駆け出すそのしぐさは、いっそう惨めなものにしてゆく
踏み切りの音が、注意を促している

ビルと ....
僕は、母親と、父親から生まれた。僕は、母親と、父親の出会いから生まれ、僕は、母親と、父親の誕生から生まれた。

僕は、ある日ひとつの悟りに達した。その答えは、何万年も前から繰り返されてきた答えで、 ....
高校を卒業するころ、大学受験に本命がはずれ、田舎の友人たちと離れることが決まったとき。僕らは、いつもマージャンをして、100キロ以上離れた海に車で向かい、かえってきては酒を飲み、駅へ行って、キャンプフ ....  彼女は、風呂上りに、パジャマを着て部屋で筋肉トレーニングをしている。大体200回ぐらい腹筋をしたところで、急にお腹が空いてきて、コンビ二へ出かけようとする。いったん玄関を出たのだけど、自分が財布を持 .... とにかく、物事を隠したがる性質があるようだ。でけど、やっぱり、何かをあらわしたい。しかも正確に。でも、結局は、正確に表そうとすればするほど、僕のつたない文章はどこかで息切れしてしまう。
文章が硬い。 ....
僕が、小学校入る前のこと。僕が、ずっと子供で、おとながずっとおとなだったころ、道端に、倒れたちょうちょがいた。僕は、ふと目を止めて、立ち止まって、ちょちょをすくい上げた。ちょうちょは、力なく羽を二、三 .... 「友達のままで」・・・・。
「君がいた夏」君が言った言葉。
「ため息の日曜日」に風」が留まる
     ―「子供たちの世界」

「いつの日か二人で」「星になれたら」「車の中でキスをしよう」
 ....
誰かを待つ。それは、単純な行為ではない。「待つ」行為は対象がなければ成り立つことができないのだ。

もし愛がそこにあるなら
一時間待つのも長い
もし最後に愛が報いられるなら
永遠に待つのも短 ....
縁日で、金魚を取り過ぎたおじさんが、デメキンと、普通の金魚をくれた

縁日で、何もしてなかったのに、右手には、金魚が、2匹いた。

家に帰っても、水槽がないから、とりあえず、1.5リットルのペ ....
そういえば、こないだ初めてブルーノート東京に行ってきた。
僕は24歳のフリーターだから、あんなとこ場違いもいいところだ。下北沢シェルターで跳ねてればいい位なのに。
それでも、すごく好きなピアノトリ ....
僕は右利きだから、きっと、左手を怪我したのなら「よかった、利き手じゃなくて」って言うだろうと思う。

僕の左手は、マイクロフォンも握らない。
僕の左手は、ギターを握ることもやめてしまった
僕の ....
真っ暗になってから風が吹いた。
窓を開けっ放しの部屋は
真珠みたいな香りがした
雲の隙間に消えそうだった

青い鳥が
夕日に噛み付いた。
一日はまだ、終わらないよ
真っ暗な西の空めがけ ....
昨日いい話聞いた。

ある人は、自分を捨てた親を憎んでいたらしい。捨てられた憎むしね。当然だと思う。で、それを聴いたある人がこんなこと言ったらしい。
「今まで生きてきて、やっぱり幸せに感じたこと ....
空手家で、昔天才として名を売った人がここ最近負け越してるらしい。
その人は「勝利じゃなくて、勝敗が欲しいのだ。だから僕は挑戦します」といったらしい。

その話をしてくれた後、僕の友人は「それに習 ....
また、曲名をパクッた。でも、仕方がない。てか、俺は、連作しか書けないみたいじゃない!
でも、今、僕の隣にはギターを抱いて寝ている友人がいるんだ。しかも、昨日の夜、スメルズを弾いて寝入った男が。

 ....
人にとって理想の体形ってどんなものだろう。

僕は、どうしても痩せ型の体形だ。ごはんを極端な食べ方するし、動くし。無駄に引き締まった体だからよくみんなに過保護にされる。
大体、年下の女の子に「私 ....
昔、陸上部だったせいか、走るのがすき。しかも、すごく長い距離。歩くのもやになっちゃうくらいの距離。
そのときはすごくつらくて、泣いてるんだけど、あのときの気持ちを味わいたくて、また走り出す。マゾだと ....
最近友人に本を貸すと「難しい」とよく言われる。どちらかといえば堅い本であることは確かだけど、わかりやすい本であると思って貸すことが多い。
「読む気ないんじゃないの!」と最初は思った。周りは本を嫌うや ....
チャオ(115)
タイトル カテゴリ Point 日付
修羅街の人散文(批評 ...404/12/11 13:28
お金について散文(批評 ...204/12/9 23:34
空への願い自由詩004/12/8 2:37
イメージの記憶自由詩1*04/11/28 9:33
幸福の条件散文(批評 ...6*04/11/18 3:26
自由詩2*04/11/18 2:43
売れ残ったみかんの甘い匂い自由詩2*04/10/22 13:23
チェルシーホテル未詩・独白3*04/10/18 0:54
矛盾する二つのものの考察散文(批評 ...1*04/10/16 15:47
仕事場で散文(批評 ...004/10/13 23:15
今日の日記散文(批評 ...004/9/28 23:46
マンホールアパートメント自由詩3*04/9/27 13:35
空の青自由詩1*04/9/23 13:05
クロスワールドパズル散文(批評 ...004/9/22 0:54
24h散文(批評 ...3*04/9/19 14:33
妄想ストーカー散文(批評 ...1*04/9/18 2:03
暗喩を多用する僕の言い訳散文(批評 ...3*04/9/15 1:37
酒場にて散文(批評 ...1*04/9/13 16:27
固有名詩  ミスターチルドレン未詩・独白0*04/9/11 2:28
人が待つもの散文(批評 ...0*04/9/9 22:22
デメキンと親父自由詩12*04/9/9 2:26
ブルーノートにて散文(批評 ...5*04/9/5 22:05
僕の左手散文(批評 ...204/9/5 1:56
真っ暗になった空自由詩104/9/4 23:56
いくつかの悲しいことを、解決しながら乗り越えていく人生散文(批評 ...004/9/2 20:48
ラブレター散文(批評 ...004/9/1 15:51
スメルズ ライク テーン スピリット!散文(批評 ...1*04/9/1 15:02
ロンドン コーリング!散文(批評 ...6*04/9/1 3:28
ライク ア ローリングストーン!散文(批評 ...3*04/8/30 14:05
表象と表現、能動と受動、行為における偶然性散文(批評 ...104/8/30 4:40

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