薄い 薄い
一枚の透明な膜

それが
世界と僕との
決定的な境界線

厚い 厚い
一枚の屈強な壁


破りたい

越えたい

壊したい


でも出来ない


 ....
花火に君は独りなんだよと突き付けられた気がした
火薬の匂いに過呼吸をおこしそうになった
独りなら大声をあげて泣くことが出来た
でも物理的に一人になれなくて
涙を見せれる人はとなりにいない

 ....
神様・・・
どうか僕を世界一の詩人にしてください
春の光を
夏の匂いを
秋の紅を
冬の粉雪を
すべてを色鮮やかに
言の葉に込めることが出来る
そんな詩人にしてください
そうなれたなら ....
泣きたくなるぐらいに希薄
 僕の存在価値


君からの連絡が来なくなって何日が経つ?
思い出せないくらいだろ?
そうさ、それは君にとって
僕がどれだけ存在してほしい人なのか

悲しい ....
痺れた舌
感覚はいまだ戻らず
噛んでも痛みすら感じない


僕の取った行動は突拍子もなくて
どれだけいけないことをしたのかだって
ちゃんと理解してる
躊躇する事だって出来た
でもしな ....
もし、
もし僕が息を止めて
二度と君と話すことが出来なくなったら
君は泣いてくれるかな?
それとも笑いながら
「ばかっ」て僕を小突くだろうか?


僕は 君に笑ってほしいよ


 ....
 嫌いだ

全部 全部


無くなってしまえ


空気も
薬も
太陽も


 大嫌いだ

全部 全部


亡くなってしまえ


君も
あいつも
自分自身も ....
蓮の花 庭で静かに 散りぬるを
      かくも美しき ものぞと 眺むる


死に人の 紅き血を吸い 染まりゆく
       桜の悲しみ 色にあらわる


純潔と 名づけられた 白 ....
嘘つきな僕の口では
伝えたい事を
何一つ 伝えられないから

正直な僕のこの手で
真実を綴る事にするよ



だからどうか
その全てを
目に焼き付けて



例え
僕の ....
天国に注ぐ 暖かい波に
僕はただ、
{ルビ戯れて=じゃれて}みたかっただけなんだ
僕は持っていない
ただ、それだけ

月夜に 高く 清く
響く君の歌声は
真昼の空でも変わらずに・・・? ....
三架月 眞名子(70)
タイトル カテゴリ Point 日付
OUTSIDER自由詩2*07/2/10 1:10
自由詩106/8/6 13:05
詩人自由詩2*06/6/4 13:29
存在価値[group]自由詩1*05/9/23 2:20
後遺症自由詩105/9/18 22:01
If...自由詩2*05/9/13 4:44
hate自由詩1*05/9/7 17:49
短歌1*05/9/7 17:26
自由詩1*05/9/6 3:36
Strain at the leash自由詩1*05/9/5 0:31

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