追いかける夢が好き
手の届くところにあって
手をのばせない
そんな夢が好き
多くは望まない
高くは望まない
それでも
追いかける夢が好き
夢をさがして アナタは旅立つ
夢をなくして ワタシは旅立つ
人の世は 時の流れ
人は流され あがき さからう
すべてうまく行くわけがない
人生は数学のようにコタエはない
人は今日もまた ....
三日月の竪琴をつまびいて
夜空のカーテン揺らします
恋はゆらゆら月の色
帰らぬ心 ひとかけら
さらさらと落ち 流れ星
さらさらと落ち 涙星
何ひとつ変わってなくて
何もかも変わった私
元気で楽しく退屈に
過ごしています
考えたこともなかったような
現実というものに
追われてはいるものの
元気で楽しく退屈に
過ごしていま ....
時すでに コップの中の {ルビ水中花=すいちゅうか}
夏が行く もう届かない 青春の テッペン目指して キラキラと行く
独りという孤独より
理解してもらえない孤独の方が
ずっと悲しいのだ
信じる痛みより
信じられない痛みの方が
ずっと苦しいのだ
どこへ行ったって
この悲しみが
この孤独が
この ....
私から風が生まれる
気まぐれな風が生まれる
一瞬 あなたの風に吹かれて
少しだけ 大きくなったみたい
風は吹き止まない
時が決して止まらぬように
・夏休み だけど気持ちは ホ短調
・葉の先に 色を落として 夏去りぬ
・星色に 輝く空を 見る日まで
・憧れて 流す涙の 速さかな
・白百合の 真珠連ぬる 丘に立ち
本当の空を知らず
生まれ死ぬる人
それでも心は
空だけを見ていた
何かを伝えるために生まれた
それが 私
けれど何を伝えるのか
けれど誰に伝えるのか
忘れてしまった 時の中に
それも 私
たぶん言葉ではうまく言えないだろう
たぶん涙がでてしまう ....
永遠は流れ星
恋という宇宙を
ついとかけぬけて
儚い夢へ消えてゆく
意味など
何もない世界に
今 私たちは
生きている
もしかしたら
この世界は
誰かの夢の中でしかないかもしれない
もしかしたら
この世界は
何かの本の中でしかないかもしれない
....
きれいな
“まる”を
描ける人は
幸せです
未だかつて
私は新鮮な驚きを知らない
昔 {注大きな船=黒船}を見た人のような
新鮮な驚きを私は知らない
私達はどうでもいいことを
知りすぎた
高度な文明の中で
そうして忘れたもの ....
私の体には
悪魔が憑いている
赤い悪魔は
常に私につきまとい
常に私を苦しめる
けれど
彼を失っては
私はたちまち死んでしまう
赤い悪魔は
私の血をすすり
私のために働 ....
今更 こんなこと言えない
あなたのその優しさが
あなたのその笑顔が
ひとつ ひとつ
私の心に降り積もって
あの時も あの時も
泣きたい心 泣けない気持ち
からまわりする言葉と
壊れたヴィオラ
すりきれた指に
伝う涙
みんな みんな
淋しさに傷つく
憧れは
いつまでも
追い続けていたいから
完全な憧れなど
持たないんだ
金色の雪のように
散ってゆくのは想いの絵葉書
とんでけ
とんでけ
雲の上まで
空の果てまで
あの人のもとへ届くように
白い息
私の中でお湯が沸いたみたい
手袋にマフラーに
ほわーんって
冷めないうちに
あなたの心に紅茶をいれさせて?
雨が空を押し流して
新しい朝を呼んできた
真っ青な
洗いたてのシャツ
ぱりっ
今の自分を否定してしまったら
全てが壊れてしまいそうで
気持ちはあやふやにして
自分のこと
深く考えないようにしてるンだ
意図的に行動なんて
してるわけじゃないから
何か言いかえされ ....
メトロノームの夜
虫のこえにさそわれて
そっと奏でるほそい糸
紺色の扉を開けて下さい
雲の上の優しき人よ
君のそばで会うために
ほんわかと 私の心に お湯がわく 冷めないうちに 君の心へ
言葉は羽根のはえた
心のようなもの
ときにその翼はやわらかく
ときにその翼は鋭く
もし
人が言葉を失ったら
それは
鳥が翼をもがれるのと同じこと
己の存在に疑問を抱いた時
一人の哲学者が生まれた
己の存在に恐怖を抱いた時
一人の悪魔が生まれた
哲学者は悪魔という疑問を追い続け
悪魔は哲学者という恐怖を追い続け
だが決して あ ....
僅かに 僅かに
凍てつく指先
冷たい土に埋もれ
血も通わぬ
涙を流す
色を映さぬ
瞳をぬらす
ただひとすじの
泪色 その心
激しかった雨も
いつのまにか やみ
気がつけば
ひとすじの虹
片想いが
やっと通じたように
空から空へ
ひとすじの虹
ただ
追いかけても届かない
ひとすじの虹
・証拠は 残さないように 旅に出よう この灰色の 街を{ルビ逃=のが}れて
・トラツグミ 泣きつる方を ながむれば 山吹色の 花ぞあふるる
・セピア色 ただわけもなく にじんでく まだ途切れない ....
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